【おかんな日々】診断された日のこと【子育て記録】
2017年03月24日
お天気はすごく良いのですが、すごく風がきつい大和高田市です。
さて、息子が診断された日の事を、講演やセミナーではたいてい最初にお話しします。
今でこそ「明るいおかん」の栗本が、まだ泣くしかできなかったときのお話です。
それは10年前の冬。忘れもしない1月15日。その日は専門の病院の専門の医師の「初診」限定の水曜日。
朝8時過ぎに受付を済ませ、待合に居ると「大体11時ごろの診察になります。」と看護師さん。
初診は水曜日だけだもんなぁ、そりゃあ混み合うよなぁと思いつつ待ちました。
ところが11時を過ぎても一向に名前を呼ばれません。
看護師さんに確認すると「すみません、多分お昼2時ごろになると思います…。」
諦めて一旦家に帰り昼食。当時乳児だった下の子も連れていたので、移動するだけでも大変でした。
そして2時。
呼ばれません。待てど暮らせど呼ばれません。
最終的に診察室に入ったのは、なんと夕方6時すぎ。
もっと家で待っていても良かったんじゃ…と思う間もなく診察室に飛び込む息子。
入ってすぐに椅子に促され、座った瞬間に医師がひとこと。
「あ、お母さん、自閉症。」
部屋に入って3秒です。瞬殺です。
スーパーマリオ(初期の)で始まってクリボーに出会って当たって終わるより早いです。
泣きました。大泣きではありませんが、涙はこぼれました。
ありがちですが、その日、どうやって帰ったのかよく覚えていません。
あれから10年。
今では人様に講演をするほど「明るいおかん」になりました。
どうしてそうなれたのか?どんな心境の変化があったのか?
それはまたおいおいに^^

栗本 薫 ボイスデザイナー
「声はあなたの武器になる」 という理念のもと「姿勢・呼吸・発声・発音・話し方」の5つを柱とした「ボイスデザイン」を提唱。 声楽・司会・ウグイス嬢などを通じて、声の勉強・トレーニングをし、その人・その場に合った声を見本として見せる指導が出来る。 企業研修をはじめ、経 営者や議員、講師などの「声の指導」にも力を入れ、数多くの「話す悩み」を解決。 「どの話し方講座より、ここに最初に来るべきだった」「発声や発音をこんなに分かりやすく教えて貰ったのは初めて」と評価を得ている。