【おかんな日々】居場所つくり①【子育て記録】
2017年03月26日
怒涛の1年(詳しくはこちらのブログ記事)の後、息子は並行通園に通う事になりました。
並行通園とは、普通の幼稚園や保育所に通いながら、週に一度障害児専門の保育園に通う事。
普段の保育園が終わった後の時間に、並行通園の子どもたちを受け入れてくれるものでした。
3歳児クラスの時から3年間。卒園まで通いました。
本来は2歳児クラスの時から入れるはずだったのですが、お昼寝の絡みもあり、
保育園側の都合で急遽3歳児からの受け入れになったとの事。
当時は「なんでやねん!」と思いましたが、いち保護者が叫んでどうにもなるものでもありません。
大人しく1年間待つことになりました。
ちなみに、当時大和高田市では保育所の加配の先生についても「3歳児から」と決まっていて
これもいち保護者が(以下略)でした。
とはいえ、2歳児の時の担任の先生はその後の息子の運命を決定づけるような、本当に素晴らしい先生方でした。
その辺のお話はまた別の機会に♪
さて、並行通園に通い始めた息子。
私も息子も初めて見る取組(療育)ばかりです。
視覚支援の基本を覚えたのもここでした。
実際の療育の様子などについてはおいおいに(別の機会が多くてすみません^^;)。
並行通園は母子別室保育でした。
子どもたちが保育されている間、保護者は別室で待機します。
保護者の待機室は白い鉄の重い扉。
正直「開けたくない…」と心底思いました。
そこに待っているのはどんな人たちだろう?
障害児を抱えて、さめざめとした、どんよりした空気が漂っているんだろうか?
去年参加できていないから、そこに新しく受け入れて貰えるんだろうか?
受験の面接よりドキドキでした。
清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟(大げさですが、本当です)を持って
その重い扉をそーーーーっと、そーーーーっと開けました。
「失礼しまーす…」
今の私を知っている人には想像もつかないようなか細い声で、入室を告げた私。
「あ~!こっちこっち!まぁここ座って~!!」
狐につままれるとはこの事か?
いや、部屋を間違えたのか?
想像を超える世界が、そこにはありました。
長くなりましたので続きは次回に。

栗本 薫 ボイスデザイナー
「声はあなたの武器になる」 という理念のもと「姿勢・呼吸・発声・発音・話し方」の5つを柱とした「ボイスデザイン」を提唱。 声楽・司会・ウグイス嬢などを通じて、声の勉強・トレーニングをし、その人・その場に合った声を見本として見せる指導が出来る。 企業研修をはじめ、経 営者や議員、講師などの「声の指導」にも力を入れ、数多くの「話す悩み」を解決。 「どの話し方講座より、ここに最初に来るべきだった」「発声や発音をこんなに分かりやすく教えて貰ったのは初めて」と評価を得ている。