【おかんな日々】きょうだい児・前編【子育て記録】

2017年04月06日

きょうだい児(もしくはひらかなで「きょうだい」)とは、障害児(者)を兄弟姉妹に持つ人の事をさします。   栗本家にも、そんな「きょうだい児」がおります。 障害児である兄を持つ、二つ下の妹。小学5年生ですが、(株)のぎすの「こども営業部長」として活躍中です。 先の記事「当たり前でない事の苦悩・前編」で、娘の件に少し触れたのですが、今回はその「娘」のお話です。   生まれた時から障害児の兄が居た娘は、小さな頃から私を独占できない日々でした。 本来ならば、下の子に手がかかる乳児期。 お兄ちゃんの方がそれを見て赤ちゃん返りをする…という図式が成り立つはずです。 残念ながら、娘の場合は違いました。   常に「お兄ちゃん」に手がかかるお母さん。 私を見て欲しいのに、見てくれないお母さん。 そばにいるのは常におばあちゃん。 随分と寂しい想いをさせたなぁと今でも申し訳なく思います。   娘が大きくなるにつれて、更にお兄ちゃんには手がかかるように。 娘は手がかからない(もともとかけていない)ように。 そしてとうとう、あのセリフを聴く事になります。     「おかあさんは、私のこと嫌いなの?」     ああ、とうとうこの日がやってきた。 お兄ちゃんばかり追いかけている私に対し、娘が発したSOS。 ごめんよ、ほんとにごめん…。 悩んだ私に友人が言いました。   「じゃあさ、うちに遊びに来るときは娘ちゃんだけを連れておいで。 お祭りとかたくさんあるしさ。あの場所に行くときには、必ず娘ちゃんとだけだよって。 娘ちゃんにとって、特別な場所を作ってあげようよ。」   その作戦は見事に成功。大成功でした。 大阪に住む長年の友人宅に遊びに行く際は、必ず娘だけ連れていきました。 友人の住む市は、多くの大企業が本社や工場を置くような市で、福祉への取り組みも積極的な市。 そこで毎年のように行ったお祭りがありました。 市が全面協力し、協賛の企業も大手が名を連ね、奈良県では想像できないレベルのおまつり。 それが障害がある人とない人をつなぐ「つながりまつり」でした。   年によっては、フリーマーケットや市の建物を使った(市主催の)イベントも同時開催され、それはそれは賑やかで。 (水道局が水道水とミネラルウォーターの利き水体験をやっていたり、周辺の老人会さんが木でつくるおもちゃ体験コーナーをやってらしたり)   「いつかこんなお祭りを大和高田市でやりたい!」   KissAでも似たようなセリフを書いた記憶があります(笑) こうして始まったのが「こどもまつり」でした。 長くなりましたので続きは後編で。
栗本 薫 ボイスデザイナー

栗本 薫 ボイスデザイナー

「声はあなたの武器になる」 という理念のもと「姿勢・呼吸・発声・発音・話し方」の5つを柱とした「ボイスデザイン」を提唱。 声楽・司会・ウグイス嬢などを通じて、声の勉強・トレーニングをし、その人・その場に合った声を見本として見せる指導が出来る。 企業研修をはじめ、経 営者や議員、講師などの「声の指導」にも力を入れ、数多くの「話す悩み」を解決。 「どの話し方講座より、ここに最初に来るべきだった」「発声や発音をこんなに分かりやすく教えて貰ったのは初めて」と評価を得ている。

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