【おかんな日々】なぜ、何のために【子育て記録】
2017年06月06日
明日から雨の予報、今日はさわやかなお天気だった大和高田市です。
先日、PTA役員として「近畿特別支援学校知的障害教育校PTA連合協議会総会」に出席してきました。
午前中の総会が滞りなく終了し、午後からの講演会の前に一緒に行ったPTA会長とランチ。
美味しく頂いて、いざ午後のメインイベントへ。
登壇者は関西国際大学教育学部教授 花熊 暁 氏。
愛媛大学教育学部附属特別支援学校で、長らく校長をされていたそうです。
内容としては
「自立とは何か」
「働くとはどんなことか」
「企業が本人(障害者)に対して期待すること」
「勤労観・職業観を育むために家庭で出来ること」
どのお話も、実際の指導実績の中で積み上げられたもので、かつ非常に分かりやすく共感できるものでした。
どんな支援も、必ず本人が
「なぜするのか」
「何のためにするのか」
が分かるように、指導・支援しなければならない。
知的障害を抱えるお子さんに無茶を…というよりは、先生方へのハードルの上げ方が半端ないなと思いました。
そして、何より、それが実際に息子が学校で今まで教わってきたとおりの内容でもあり
改めて先生のご尽力に感謝感激する瞬間でもありました。
そして、お話が終盤に入った時、まさに今日のハイライトと言える言葉が先生から発せられました。
「親御さんとして、ハンディを抱えたお子さんに何かしてあげたい、どうにかしてあげたいというのは非常に崇高な想いです。
しかし、是非
『この子に何をしてやらなければならないか』ではなく
『この子は、周りの人のために何ができるか』 という視点を持って、接してあげてください。」
何もかも親にしてもらって、支援者にしてもらって当たり前。
確かに、最初はそういう時期もあると思います。
ライフステージが上がるたび、成長がみられるたび、少しずつ、支援の手を減らしていく。
自分で考え、行動するために。
「やってあげる手」ではなく「支援ツール」を活用する。
働く事を実現するために必要な力は、「仕事をする力」より先に「心と体の健康を管理する力」が必要なこと。
今まで、もやっと頭の中にあった事が、スッキリとまとまるような講演会でした。
また、詳しい内容についてはKissA-きっさ-等でシェアしていきたいと思います。
是非、会場で栗本を捕まえて下さいね。
☆イベント出店予定☆
5月21日(日)つながり祭 田原本町・県営福祉パーク(無事終了!)
5月27日(土)たかまち お寺deマルシェ 高取町・光雲禅寺(出張KissA-きっさーもあります)
5月28日(日)大木の森 大淀町・吉野銘木販売(株)
6月13日(火)ダイハツビジネスフェア 奈良市・奈良ロイヤルホテル
8月6日(日)WFCワクワク夏フェスタ! 奈良市・イトーヨーカドー
8月20日(日)第1回奈良アート&てづくりフェスティバル 五條市・シダーアリーナ(上野公園内総合体育館)
8月27日(日)なんとカンファレンス 畿央大学
☆講演会・セミナー予定☆
5月12日(金)「明るいオカンの作り方」 下市町・カフェかてと(満席御礼にて終了!)
5月22日(月)「明るいオカンの作り方」(わいわい茶話会拡張版) 奈良市 WFC(ウィメンズフューチャーセンター)(満席御礼にて終了!)
5月27日(土)「出張KissA-きっさー」 たかまち お寺deマルシェ 高取町・光雲禅寺
6月22日(木)3か月連続セミナー①「明るいオカンの作り方」 木津川市 きづがわinfo. 東部交流会館
7月13日(木)「明るいオカンの作り方」 たかまち 暮らしのレッスン 高取町・夢創館
7月20日(木)3か月連続セミナー②「明るいオカンの暮らし方」 木津川市 きづがわinfo. 東部交流会館
8月17日(木)3か月連続セミナー③「今日からあなたも明るいオカン!気持ちをプラスに変える実践セミナー」 木津川市 きづがわinfo. 東部交流会館
□講演会・セミナーのご依頼
「明るいオカンの作り方~起業までの道のり」
「明るいオカンの暮らし方」
「こどもの将来を見据える障がい児への関わり方栗本家の場合」
「小学校は地域と支援(養護)どっちがいいの?」
「今日からあなたも明るいオカン!気持ちをプラスに変える実践セミナー」
1講演1~2時間くらいで内容の時間を調整致します。その他、ご希望内容・講師料につきましては
下記までお問い合わせ下さい。
□個別相談・グループ相談□
家庭の内情を皆の前では話せない。こどもの障がいをオープンにしていない。
情報は欲しいけど、家族の障がいをほかの人に知られたくない方へ。
・発達の気になる子どもや家族がいる
・配偶者の協力を上手く引き出したい
・入園・入学前だけど不安
・どこに相談して良いかわからない
・先生とどう話していいのかわからない
・子どもの障がいを誰にも話せない
・我が子のクラスの発達障害の子への対応、どうすればいいの?
・とにかく話を聴いてほしい
初回:1時間3000円 2回目以降1時間2000円 遠方の方はスカイプなどでのご相談も受け付けております。
□講師プロフィール□
栗本薫(くりもとかおる)←某作家さんと同姓同名ですが、同一人物ではありません^^
1975年奈良県生まれ。株式会社のぎす代表取締役。
ボウリングレクリエーション用具「ころりんスライダー®」の企画・販売や、幼児・障害児(者)・高齢者を支える人が
楽に、楽しくなる商品をセレクトし、販売を行っている。
重度知的障害・自閉症・多動傾向の息子と定型発達の娘の子育て中。
障害児を育てる家族、当事者、支援者を一堂に会し、ゆる~く解決策を話し合い、情報交換を行う活動KissA-きっさーを主催。
自らの子育ての経験、精神的に不安定な家族を抱えた生活の経験から得た「明るいオカン」の生き方のヒントを伝える活動を行っている。
お問い合わせ
〒635-0081 奈良県大和高田市高砂町2-1サンライズビル1F
株式会社のぎす Tel:0745-23-7337 Fax:0745-23-7338
メールフォームはこちら


栗本 薫 ボイスデザイナー
「声はあなたの武器になる」 という理念のもと「姿勢・呼吸・発声・発音・話し方」の5つを柱とした「ボイスデザイン」を提唱。 声楽・司会・ウグイス嬢などを通じて、声の勉強・トレーニングをし、その人・その場に合った声を見本として見せる指導が出来る。 企業研修をはじめ、経 営者や議員、講師などの「声の指導」にも力を入れ、数多くの「話す悩み」を解決。 「どの話し方講座より、ここに最初に来るべきだった」「発声や発音をこんなに分かりやすく教えて貰ったのは初めて」と評価を得ている。