喉の痛みの意外な原因 寝ても覚めてもボイトレ思考ー第6夜ー
2019年06月11日
3年前の今頃は
ボイトレ講師、歌ウマを教えている!というにもかかわらず、3年前の今頃はのどの痛みに随分と悩まされておりました。
もともと扁桃腺の形が「いびつ」だと中学生の頃に耳鼻科の先生に言われた栗本。
どれだけちゃんと呼吸法や発声法を行ったとしても
風邪をひけば扁桃腺が腫れ、喉の痛みに悩まされる…。
ちょっと歌えばすぐに喉に違和感が…。
そんな学生時代を送っておりました。
そして、4年前。
なぜか、4月~7月にかけての喉の痛みが顕著に。
そりゃーもうちょっと車の中で歌うだけですぐガラガラに!
3年前の時点では、4月から12月までずーっとそんな感じになってしまいました。
もうね、私から歌を取ったら何が残る!?と、絶望的な気持ちになっておりました。
ドクターショッピング開始
色んな耳鼻科さんへ行きました。
総合病院から、個人医院から、クリニックから色々と。
ここイイよー!
と紹介して貰ったところが全く合わなくて一体なんなんだよ!?
私の喉はどうなってんの!?という日々が続きました。
そう、痛いんです。
唾呑み込んでも、痛いんです。
けど、外傷はなにもない。
花粉かな?と検査をするも、イネ科がほんの少し反応するだけ。
鼻がズルズルもなければ、くしゃみ連発もない。
目のかゆみも、涙でボロボロもない。
なので、どこの医師も「何もないですけれどね~」と冷ややかに(時折鼻で笑って)返すだけ。
ここがダメならもうダメだ…!
と最後にご紹介頂いた総合病院の耳鼻科へ。
色んな可能性を考えて薬を出してもらったものの、めっちゃ劇的という回復もなく…。
そんなある日。
診察前に、院内の廊下に貼ってあった1枚のポスターに目がとまりました。
「睡眠時無呼吸症候群」
・夜中のいびき←自覚ある
・昼間の眠気←自覚ある
・太っている←自覚ある
あれ???
もしかして、夜中に口開けていびきかいてるから、喉が痛いのか?
いや、それにしても外傷がないのは変だよなぁ。それなら普通は少しは腫れるし。
色々思いつつも、思い切ってその疑問を診察で先生にぶつけてみました。
「もしかして…」
まさかの原因判明
医師の口からでた言葉。
「もしかして、血圧高いですか?」
YES、自覚あります。
いつも、健康診断で引っ掛かりかけるものの「白衣恐怖症なんですよー!」で誤魔化してきた経緯あり。
(白衣恐怖症はそれぞれご検索下さいませ)
「実は…高い…と思います。」
そのまま内科へ紹介状を書かれ、その日のうちに内科へGO!
(総合病院で良かったというかなんというか)
結果。
上が185、下が110という血圧が判明。
や、高すぎる。
高いっていっても150くらいだと思ってたよ、あたしゃ。
そのまま血圧のお薬を毎朝飲むことが確定。
血液検査も半年ごと、様子見ていきましょうね~と言われて帰宅。
そこから半年後。
あれ?そーいえば喉痛くないな。
あれ?そーいえば今年の冬風邪ひかなかったよな。
あれ?そーいえば頭痛なくなった!?
全ての原因は高血圧だった…!
そう、私が長年悩まされていた偏頭痛も、ずっと痛かったのどの痛みも、腫れやすかった扁桃腺も。
なにもかも、そう何もかも!!
全部高血圧が原因でした
血圧が高く、血管を血流が押し広げることで、喉に少しでも菌や花粉が付着すると反応して腫れる。
腫れたところにウィルスが付着して風邪を引き、発熱。
その状態が続くのでいつまでたっても治らない。
血流が強すぎて、脳内に負担をかけ頭痛が起きる。
ザ・悪循環!!
薬を飲み始めて以降、今となっては頭痛もなく(ほんとに全くと言っていいほどなくなりました)
喉の痛みも、使い痛みがたまーにあるだけ。
一晩眠れば回復します。
喉が痛かった頃に身に着けた、喉に負担をかけない姿勢や発声方法が今となっては財産に。
今は年間を通した「姿勢・呼吸・発声・発音・話し方」=ボイスデザイン をおひとりおひとりに合わせてコンサルさせて頂いております。
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栗本 薫 ボイスデザイナー
「声はあなたの武器になる」 という理念のもと「姿勢・呼吸・発声・発音・話し方」の5つを柱とした「ボイスデザイン」を提唱。 声楽・司会・ウグイス嬢などを通じて、声の勉強・トレーニングをし、その人・その場に合った声を見本として見せる指導が出来る。 企業研修をはじめ、経 営者や議員、講師などの「声の指導」にも力を入れ、数多くの「話す悩み」を解決。 「どの話し方講座より、ここに最初に来るべきだった」「発声や発音をこんなに分かりやすく教えて貰ったのは初めて」と評価を得ている。