歌と筋肉とダイエット 寝ても覚めてもボイトレ思考ー第13夜ー
2019年06月18日
歌は脂肪で歌うんじゃない、筋肉で歌うものよ!
中学生の頃、声楽の師匠であった先生に言われた一言。
更にこの後に衝撃的な言葉が続きます。
「5㎏痩せなさい!」
オーマイガー!
ダイエット!?そんなのまともにしたこともなければ、イメージも湧かない!
どうしたらよろしおすねん!!
悩みました。
そもそも食べるのが大好きなんです。
しかも、オペラ歌手は「太っててOK!!」だと思い込んでいました。
折しも、森公美子さんがテレビで大活躍されていた時期。
とはいえ、当時の私に師匠に「太ってても良い理由」を筋道立てて説明できるわけでもなく。
どうして良いかわからないまま、本屋に走りダイエットの本を手にしました。
当時はやっていたのは、たったこれだけ〇〇ダイエット
その当時、雑誌などでよく取り上げられていたのは
・これだけ筋トレ
・ケフィア
・りんご
等々…。
たったこれだけで…!
的なものが多いなかで、やはりその中にハマるところからスタートしました。
挑戦したのは「りんごダイエット」。
プラスアルファで、通学の電車の中で「つま先立ちをする」「階段のみ使う」。
夜は野菜中心で白米を減らす…。
を頑張りました。
結果…。
半年で10㎏減に成功!!
やりました…師匠…!!
頑張りました!!
じゃあここからスタートね
「頑張ったわね!」と褒めてはもらえたものの、そもそもダイエットが必要だった理由は
「歌を歌うため」
ですから、必要以上に褒めて頂けるわけではなくただただここから練習です。
そのダイエットがどう歌を歌うことに影響があったのか
が、大切なところ。
ダイエットの効果として
- 無駄な肉がなくなったので、どこに息が入るか分かるようになった。
- 歌っていて疲れにくくなった。
- 姿勢が良くなった。
という結果が!!
呼吸や姿勢は「自分が美しいと思う姿から」。
太った自分を嫌だと思う気持ちも、見抜かれていたんだなぁと思います。
脂肪が筋肉を圧迫するといった事態を減らすため、早めに気づかせてくれた師匠に本当に感謝です。

栗本 薫 ボイスデザイナー
「声はあなたの武器になる」 という理念のもと「姿勢・呼吸・発声・発音・話し方」の5つを柱とした「ボイスデザイン」を提唱。 声楽・司会・ウグイス嬢などを通じて、声の勉強・トレーニングをし、その人・その場に合った声を見本として見せる指導が出来る。 企業研修をはじめ、経 営者や議員、講師などの「声の指導」にも力を入れ、数多くの「話す悩み」を解決。 「どの話し方講座より、ここに最初に来るべきだった」「発声や発音をこんなに分かりやすく教えて貰ったのは初めて」と評価を得ている。