【おかんな日々】きょうだい児へのケア【子育て記録】 | 株式会社のぎす

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【おかんな日々】きょうだい児へのケア【子育て記録】

あなたの笑顔にあかりをともす!*アカリトモス*プレゼンター 栗本です。
今回は、10月にぱ~ぷるママ+アプリに掲載された内容を、加筆してお送りします。

 

第7回目である今回は「きょうだい児へのケア」です。

きょうだい児って何?という方のためにまずは用語の説明から。
兄弟姉妹に障害者がいる人(子)の事を「きょうだい児」、またはひらがなで「きょうだい」と表します。

栗本家の場合は、兄であるとも君の二つ下の妹である娘、「あーちゃん」がそれに該当します。
「きょうだい児」の課題の解決のために、全国にきょうだい児を支援する会が存在しています。
「きょうだい児」の課題は人それぞれで、障害者(児)を兄弟姉妹に持った人の意見は、家族により様々です。

 

家族がどうしても障害のある兄弟姉妹優先になるため、
「自分の方を向いてもらえなかった」「もっとこっちを見てほしかった!」
そんな感じの意見を聞く機会が多いような気がします。

 

それが原因で「きょうだい児」がグレたとか、問題を起こしたという話が無いわけではありません。
とはいえ、必ずしも「きょうだい児」が障害者(児)である兄弟姉妹に悪感情を抱いているわけではないようです。

 

さて、栗本家の「きょうだい児」であるあーちゃん。
やはり小さいころは「お兄ちゃんばっかりずるい!」という感情を抱いていて、
「お母さんは私の事好きじゃないの?」なんて言われた時期もありました。

 

最初に言われた時は「ついにこの日が…!!」といった心境でした。
予想はしていたものの、やはりどう対応すればいいのかまだ決めきれていない頃でもありました。

これはイカン!このままではあーちゃんが大変な事に!

悩んで相談したのは大阪に住む20年来の友人。
話を聞いた友人が言ってくれたのが

「ねぇ、あーちゃんしか連れて行かない場所を作ってあげようよ。
丁度こっちで大きなお祭りがあるから、あーちゃんだけ連れておいで。」

 

というお誘いの言葉でした。

 

それを機に、その友人に会いに行く際には必ずあーちゃんだけを連れて行くことに。
あーちゃんにとっての「特別な場所」作り。それは今考えても運命的な転換点でした。

 

ここに来るときはあーちゃんとだけだよ。
お母さん独占できる&大きなお祭りで楽しめる!
目に見えて娘の顔が明るくなるのが分かりました。

 

その時から行くようになった「大きなお祭り」。
それは大阪府茨木市で開催されている「つながりまつり」というものでした。
現在私が開催している障害のある子(人)とない子(人)をつなぐ「こどもまつり」のお手本となったこの催し。

障害のある方が、いきいきと販売をしたり、舞台で歌い、踊る。
いつかこんなお祭りを大和高田でやりたい!その夢が叶い、今までに4回のこどもまつりを開催する事ができました。

第1回目の動員数は約500人。
第2回目の動員数も約500人。
第3回目の動員数は約800人。

そして第4回目の動員数は約1500人。
真冬の2月、10時~16時開催のお祭りながら、着実に動員数を伸ばしているお祭りとなっています。
(今年度は諸事情で見送りましたが、夏あたりに開催できたらと思っています。)

 

そして昨年、4年生だった娘の参観で行われた1/2成人式。
日頃の両親への感謝と、将来の夢を1分間スピーチとして読み上げます。

娘の夢はなんだろう?ちょっと前まではケーキ屋さんとか言ってた気がするなぁ。
そう思いつつ教室の隅であーちゃんの発表を見守りました。

「お母さん、いつも塾の送り迎えをしてくれてありがとう」

いえいえ、どういたしまして。

 

 

「私は将来はお母さんの会社の跡を継ぎたいです。そして、こどもまつりを続けて、障がいのある子とない子をもっとつなげる活動をしていきたいです。」

 

 

 

将来、お兄ちゃんの面倒をみようなんて思わなくていいからね。
あなたはあなたの好きな、思う人生を生きればいいんだよ。

ずっと、娘にはそう言ってきたんです。
いつからこんな事を考えていたのか…。

タオルで顔を隠し、声も無く号泣する私を、周囲の保護者が頷きながら見守って下さいました。

 

 

娘が飲みきれなかったジュース。お兄ちゃんのストローをさして
「お兄ちゃん!」

娘が声をかけると、一緒に飲み始める仲の良い兄妹。
あーちゃん、本当にありがとう。
あなたの母になれたことが、人生のなによりのご褒美です。

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