ハナまな(暮らしに花が咲くみたいな学び)様 生きるを磨くこどもセミナー「命を守る声の出し方・使い方」
昨年度もご依頼頂いた内容で、今年もセミナー講師として登壇いたしました。
セミナーの前にいただいたオーダー
昨年同様『「助けてー!」「嫌だー!」「ありがとうー!」を子どもたちに叫んでほしい!』というもの。もちろん、ただ「叫んでほしい」わけではなく、夏休みという機会に「自らを守るための大声の出し方」を身につけてほしいという願いから。
「いざ!」というときにすぐに大きな声を出せるように、どんな準備が必要かを事例を交えて実践を豊富に取り入れてお伝えしました。
講座のようす
そもそも家で突然「助けてー!」なんて叫ぶとご近所の方がびっくりしてしまいますよね(笑)
その点、今回の講座では広い会場で遠慮なく叫べるとあって、夏休みのパワーを炸裂させるべくしっかり叫ぶことができるプログラムを用意しました。
いつのも講座と同じように、基本は「姿勢」「呼吸」「発声」「発音」「話し方」の順に。
けれど、なにより大きな声を出す、いきなり大きな声が出せる事を優先に皆さんには沢山叫んでいただきました。
小学生から中学生のお子さんたち、そして保護者の方も一緒になって「助けてー!」「嫌だー!」「ありがとうー!」と叫ぶ光景は、傍からみているとさぞ面白かったかと思います^^「まさか」の事態で身体がこわばってしまい、せっかくの大声が活かせないことの無いように、お子さんにも分かりやすくお伝えする事を心がけました。
更に保護者の方も真剣!かつ、恥ずかしがらずにしっかりと大声を出して下さったこともあり終始笑いが絶えない講座になりました。
参加者の声
・とてもわかりやすくて、すらすら時間がたつ良いセミナーでした。
・きょうせかいいちたのしかった。ほめてもらってかんしゃ。
・日常の中で、あまり声を出したことがなかったけど、今日やってみたらすっきりしました。こういうことがもしあったら活用してみたいです。
・とても分かりやすく、ためになると感じました。今日はありがとうございました。
・声の出しかた、とても楽しかったです。簡単な方法で良い発声ができるのだとわかりました。ありがとうございました。
・とても勉強になりました。危険な時には今日学んだことを使います。
・声を出して実践して、楽しく学べました。ありがとうございました。ふだんから大きい声をだしていきます!!
・とても楽しかったです。心地よい声の栗本先生のお話、あっという間でした。声の出し方がわかって、これから普段の生活に使っていきたいと思います。子どもとの会話にもどのように話したら分かってくれるのかなと思うことがよくあります。今日はセミナーに参加できて良かったです。本日はありがとうございました。
・呼吸は「吸う」のが基本、正しい姿勢など、初めて知る知識が多く、とても興味深く勉強になりました。親しみやすい例え話や間合いの講師の方で、子どもも飽きずに楽しめて良かった。
実践が多くて家に帰ってからも練習できそう。
投影資料の後日共有があれば、なお復習できて嬉しいです!!
・楽しかったです。ふだん大きな声を出す機会があまりないので、体がすっきりしました。子どもも楽しんでいて、万が一の時は今日のことを思い出してほしいです。家でも他の家族と共有して練習したいです。
・助けてって言いたいけど、助けてって言えない。そんな体験をしたことが今回の受講につながりました。姿勢が大切、猫背シャッキリ、呼吸法でスッキリ、発声、発音、話し方までポイントを学ぶことができました。日々の暮らしの中で役立てます。急には出せない声をイメージすることで危険を回避できる、イメージトレーニングに役立てます。ありがとうございました。
講座を終えて
そもそも私が「声」の重要性に気が付いたのは、重度知的障害と自閉症と診断された息子の子育てを通しての事でした。
「伝えた」と思っても「伝わっていない」。
そんな日々から見出した、だから聴き取れなかったのか!という発見と「これなら伝わる!」という方法。
ただ「危ない!」と叫ぶだけではなく、相手にどう動いて欲しいのかを常に考えて言葉を選び、かつ聴き取りやすい発音で話す。
そんな話を少しだけ講座中にさせていただいたところ、講座終わりにひとりの保護者の方が「あの話が気になって気になって」と声をかけて下さいました。身近にそういったお子さんがいらっしゃると「何か自分に手伝えることはないか」と考えて下さる方が10年前より格段に増えた気がします。
新型コロナウイルス感染症の感染者が格段に減ったわけではありませんが、今回をひとつの契機にしっかり「声を出す」「声で伝える」事を広めていきたい!と改めて感じました。
ご参加下さった皆様、そして主宰の村上さん。
本当にありがとうございました!