明るいオカンの作り方

昭和のテレビじゃあるまいし

 

ついさっき、豪雨予想が天気予報アプリから告知された大和高田市です。
さっきまでくもりかな?程度だったのが、急に思いっきり降り出しました。
明日参加するイベントの荷物を、車に運び込んだ後で良かったです。
(友人が今日参加しているイベントの様子が心配ではありますが…)

さて、2歳で自閉症と診断され、3歳で軽度知的障害、4歳で中度、5歳で重度と診断の階段を上った息子。
「障害であること」の受容は比較的早い段階で出来た私でしたが、それを生活の中で受容する事は中々に難しかった記憶があります。

 

ありがたい事に、息子の周囲の先生方のおかげで解決策が多数見いだされ、難しいながらも何とかやってきました。
問題は、私以外の身内が受容できていない事実でした。

 

娘はさすがに柔軟でした。
誰よりも早く、息子の言いたい事、言葉、表現を理解していました。
今でも「お兄ちゃん、何いうてる?」と聞くと「○○やって。」と的確に答えを返してくれます。

 

次に母(ばぁば)。
元々精神的に病を抱える人でしたので、自分の事でいっぱいいっぱい。
「なんで!?」「どうして!?」の連続でしたが、そこはまた娘が大活躍。
「もーーー!そうしたらお兄ちゃんがパニック起こすでしょー!おばあちゃんは黙るー!」
と、一喝し、徐々に「あのな、おばあちゃん。」と説明をしてくれていました。

 

そして大問題の父(じぃじ)。
仕事の都合で数年前からじぃじだけ離れて住んでいます。
たまに会うと「これは叩いて言う事きかせられへんのか!?」など、無理解の頂点を極めてくれていました(笑)

 

 

「昭和のテレビじゃあるまいし!叩いて治るなら障害児やってへんわー!」

 

 

なんて、よく言い返していたのを覚えています。
今では「大変やなぁ…」とぼそっと言うだけになった父ですが、ある意味こういう分かりやすい例題が身近にいたからこそ、
如何に丁寧に周りに説明する事が大切か、理解できたのだと思います。
(身内でコレなら、他人さまだともっとアレだよな、と)

 

新学期が始まった今の時期。
周りには色んなツールを持って先生に説明をしにいくお母さんが増えました。
こうやって、先生や周りの人に「できない」のではなく「こうすればできるんです」を伝えていく。
そんな光景がもっと広がりますように。
お釈迦様の誕生日に、願う仏教徒です^^

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