明るいオカンの作り方

子(孫)の存在が母(祖母)を変える

 

見事に雨の大和高田市です。

 

関西にいると割とよく聞く言葉に

「あんたええ性格してるわ~」

というものがあります。

 

これは決して「あなたは性格が良いですね」という意味ではありません。
どちらかというと、自分に都合よく解釈したり、意見を押し通して当たり前という顔をしている人に
「自分にとって都合の良い性格をしている」という意味で使われます。

 

とはいえ、文字面ほど嫌味な感じでもなく、仲間内で冗談のように言いあうといった使い方が一般的です。
(漫才の中にもよく出てくるセリフだったりします)

 

栗本家では、このセリフ。
主に私から母へ向けて使われます。
「ほんっまに、ええ性格してるよな~。」
「せやろ?おおきに。」

 

まったくもって堪えていません(笑)

 

母は「比べる事」が大好きです。
主に自分の小さいころと私の小さいころ。
そして、今の娘(母にとって孫)の状況を比べてはなにやらぶつくさ言っています。

 

「あの子(孫)がうらやましい。」
「私もあんた(子である私です)として生まれたかった。」

 

母は「相手の気持ちを悪い方に想像する事」も大好きです。
主に近所の人や、昔(それこそ運十年前の!)の知り合いなど。
それこそ、相手は覚えてないんじゃないの?という人のことまで思い出してはぶつくさ言っています。

 

「あの人、きっとああいう風に思ってるやろな。」
「こういうのって、○○さんはこういう風に考えてるやろな。しんどい性格やわ、あの人。」

 

 

などなど、わざわざ想像しなくていい事まで想像して、一人で勝手に落ち込んだり追い詰められたりしています。
しんどい性格はまさに母自身。
そのくせ、世の中は自分のために回っていると思っている女王様気質なところもあるので

 

「ええ性格してるよな~。」

 

と、毎度言う事になります。

 

 

そんな母ですが、孫のお陰で変わった点が二つあります。
1つは「自分と娘が違う人間だ」という認識ができた事。
それまでは母は、自分自身と私を同一視していました。
同じ女だし、私が産んだ子なんだから、同じ考え方と同じ認識で当然!と思っていたようです。
ところが、私の小さいころと、娘(孫)の今を比べると、あまりに動きが違う!
考え方も話してる事も全然違う!(当たり前です)

 

「あー!もしかして私と薫も違ったの!?」

 

気づくの遅いわーーーー!!!(笑)
60歳を超えて、気が付いてくれただけでも良しとします。

 

 

もう1つは、余計な詮索は疲れるだけという事。

 

今でもいらん想像はしていますが、以前ほどではなくなりました。
それは息子(孫)の対応で、想像しても無駄だと認識できたから。

 

「なんで息子(孫)くんは叫んでるの!?」
「なんでくるくる回ってるの!?」
「私には分からへんねんけど、どうしたらいいの!?」

 

それに対して

 

「叫びたいからちゃう?」
「まわりたいねん。多分。」
「私にも分からへんけど、今のところ誰にも迷惑かけてない(家の中やし)から、ええんちゃう?」

 

肩すかしの答えばかり返されて、ようやく諦めた様子。

 

母自身は、今でも「なんでや!?」と思う事は多いようです。
私にとっては、母を変えてくれたわが子には、感謝しかありません。
年月って、こういう事も解決していくんだなぁと、しみじみ思う雨の日です。

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