明るいオカンの作り方

KissA-きっさ-の理念

 

朝の風は涼しかったのですが、時間の経過と共に「暑さ」が主張してきました。
真夏よりは過ごしやすい今の時期に、出来る事をやっておかねば!と気持ちだけが焦る日々です。
(要領悪いので、なかなか前に進まないのも自覚しています(笑))

 

 

ありがたい事に、KissA-きっさ-は、毎回20名を超える方にご来場頂いております。
多い時は35名を超え、わちゃわちゃした楽しい会となっております。

すでにご存じの方も多数いらっしゃいますが、最近KissA-きっさ-を知って下さった方向けに
KissA-きっさ-の事を少しだけ。

 

 

KissA-きっさ-は従来の『親の会』の受け皿的活動で
「障害児(者)の保護者・家族、大人になってから発達障害と診断された方、支援者(事業所・個人含む)が情報交換をする場」
という位置づけになります。

 

 

元々栗本には、お子さんが「自閉症です」「発達障害です」と診断されて、
「このままこの子の手をひいて線路に…」というお母さん(お父さん)をなんとか支援したい。
掬い上げたい(救うではなく、掬うです)という想いがありました。

 

 

そこに偶然、某支援学校の先生が「生駒で保護者を支援する取組みがある。同じ事を奈良県南部でも出来ないだろうか。」と
のぎすにお話を持ち込んで下さいました。

 

 

 

生駒市での前例の理念「役員のいらない親の会」という考え方に「これだ!!!」となり、始まったのがKissA-きっさ-です。

 

 

 

 

たのしくおしゃべりをしながら情報交換をする。
KissA-きっさ-の中の時間に講座、講演などを入れていないのは、出来ていないという理由もありますが
やはり「おしゃべりする」時間を大切にしたいと思っているから、というのもあったりします。

 

 

 

 

昨日、PTA役員のお仕事で、高P(奈良県高等学校PTA協議会)の特別支援教育部会と
県知P(奈良県特別支援学校知的障害教育校PTA連合会)の総会に出席して参りました。

名前はカタいですが、実際はとてもなごやかな雰囲気で行われた会合でした^^

 

奈良県内の養護学校のPTA代表の方が、それぞれの学校の取り組みや、PTAとして何ができるかを
熱く語られる様子が、とても印象的でした。

 

 

その中で感じたこと。
それは
「立場が違えば、同じ取り組みに対しても意見や考え方や関わり方が異なる」という事。

 

 

当たり前(考え方が立場で異なる事)ではありますが、皆様すごく具体的に、かつ分かりやすくご説明下さるので
すべての説明が「ストン」と腑に落ちる感覚でした。

 

 

同じ障害でも「肢体不自由」「病弱」「知的」(それらの複合もあります)によって、またその中でも
「軽度」「中度」「重度」によって、立ち位置がまったく違うのです。

 

共通しているのは
「障害を持つわが子のために、どのように環境を整える事ができるか。」
そのために、国に意見を届けるために、PTAが必要なのだと。
小さな声をあつめて、大きくして届けるために、「当事者である保護者の力」が必要なのだという事でした。

 

 

日々の各学校での取り組みを通して、問題点を洗い出し、それによってより良い環境を作っていく。
「こんな活動って必要?」という事も、実は違う視点から見ると非常に有用だったりするのです。
もちろん、あきらかに削っても良い内容もあるでしょう。
それも「やってみたから分かった事」だったりします。

 

今までの試行錯誤が、現在に繋がっている。
これから活動内容を増やすも減らすも、今までがあるからこそ検討できるのだ、と。
それがたった1回参加しただけで伝わってくる会合というのは、なかなか無いのではないかと思いました。
いやはや、本部役員になって本当に良かったです。

 

 

 

さて、KissA-きっさ-には保護者だけではなく様々な立場の人が参加して下さいます。
事業所の枠や立場を超えて、皆で今後を考えられるように、あえて参加制限などは設けていません。

 

事業所さんにも、積極的に宣伝活動をしてくださいとお伝えしています。
支援活動をしている団体さんにも、同じことをお伝えしています。

 

 

だからといって、参加費(500円)以上の料金は、一切受け取っておりません。
何故か。
そこに「事業所(者)」┃「保護者」という壁を作りたくないからです。

 

 

保護者(当事者含む)も、事業者も、対等な立場で話をして欲しい。
事業者さんの中には、お子さんが障害児だったから立ち上げた!という方も多くいらっしゃいます。
だからこそ、お互いが色んな支援のケースを知る事で、もっと高め合って(技術も意識も)ほしい。

たくさんのお子さんの様々な特性を、事業者(所)が把握する事で、今後の支援が充実します。
そして、保護者は話を聴いている事業所の担当者を見て、「見る目」を養ってほしいのです。

 

 

もちろん、そんなの関係なくひたすら楽しく日々の事を報告しあって下さって良いんです。
あちこちで「真剣に話している(聴いている)人」「大爆笑している(させている)人」「相談している(されている)人」が
ごちゃまぜわちゃわちゃ状態で過ごす時間。
それがKissA-きっさ-という空間なのです。

 

 

KissA-きっさ-には、県内のいろんな養護学校に関係する方がたくさんいらっしゃいます。
是非、ひとりで悩まずに、抱え込まずに、気軽に遊びにきて下さいね。

 

 

次回のKissA-きっさ-開催予定については、KissAのLINE@、もしくはFBでご確認ください。

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