明るいオカンの作り方

本人の成長、支援も成長

 

あなたの笑顔にあかりをともす!*アカリトモス*プレゼンター 栗本です。

 

めずらしく更新の間隔があいてしまいました。
夏休みに入ると、息子のお迎え時間が学校に行くより2時間遅く、送りは2時間早くなります。
都合4時間仕事時間が減りますので、空いた時間に必死に色々詰め込む日々です。

 

 

健常(定型発達)児の夏休みでも大変ー!!
なのですから、障害児の夏休みはなかなかに大変です。
中には、夏休みまるまる「お仕事に行けない…」なんてお母さんもいるのでは?と思います。

 

 

毎日毎日わが子を眺めていると、どこがどう成長したか分かりづらいところもありますが
年単位で見ると、「あ、確かに成長してるよな」というところはたくさんあります。

 

 

よく
「こういう時はどうしたら?」
「ああいう時はどう声かけを?」
といったご相談をお受けします。

 

 

 

その際、必ず「それまで、その行動にどのように対応されてきたのか。」を伺います。

 

 

 

本人も成長しておりますので、対応(支援)も成長させないといけません。
ずーっと同じ事を言い続けてきたけど、最近は聞かなく(効かなく)なってきた!

 

 

 

それは、チャンスです!!

 

 

 

例えば道路への飛び出し。
危ないです、危険です。
最初は「危ない!!」と必死で止めていました。
信号を見る概念がありませんでしたので(青でも赤でも一緒。電気ついてるだけ!認識)
まずは、「お母さんと手をつなぐ」ところからスタートしました。

 

 

 

一人で飛び出していかない為に、飛び出すに×。手をつなぐに○。
(×を出す時は必ず○をワンセットに!)

 

 

さて、手をつなげるようになってようやく信号の概念です。
「赤は止まれ。青は右左をよく確認して横断歩道を渡る。」
もちろん、重度の知的障害児、そんな簡単に分かるもんじゃーありません。
一緒に何度も

 

「あかは?」
「いくー!」
「ちがうよー。あかは?」
「とまる?」

のようなやり取りを繰り返しました(実際には「止まる」とか言えませんでしたから、ええ。「る」とかだけです。)

 

 

 

そこから、やっと「危ない」とか「車には勝てない(スーパーマンじゃないから)よ。」とか「車の人にも迷惑だよ」とか
徐々に「このルール」に必要な「説明」を少しずつ追加していきます。

 

 

最初から「おまわりさん来るよ!!」はもちろん通用しません。
(むしろ来たら制服姿に喜んでしまう可能性アリ)

 

 

これがもっと大きくなって、おまわりさんのお世話になる事がよろしくないよ?というのが分かるようになれば
ようやく「使える言葉」になると思います。

 

 

軽度知的や、知的に遅れのない発達障害のお子さんで、かなり言葉でのコミュニケーションが取れる場合
「別に俺、車に勝てるしな!(本当にそう思っているかどうか不明)」とか言われる場合があります。
そんなときは「警察がくるぞー!」くらいの方が本人にも効く場合があるかもしれません。

 

もちろん、実際には事故をすると自分が危ないぞ、とか先に散々伝えた後の話です。
(最初からこれを言うのは、小さいお子さんにスーパーで「店員さんに怒られるよ!」とか言って
周りをもやっとさせているのと同じ行為です。)

 

 

同じような行為でも、相手の成長に合わせて、こちらの支援の方法も変えていかなければなりません。
「どうせあんまり成長してないし」
と支援の方法もそのままだと、どこかでお互いのストレスが爆発します。

 

 

夏場は特に暑いので、イライラしがちです(笑)
落ち着いて、自分のお子さんの様子(今がどのくらいの発達位置にいるのか)を観察してみて下さいね。

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