こんにちは。
春はとっても慌ただしい季節。
ようやく目途がたちましたが、まだまだお仕事もPTAも後半戦が待っています。
正念場は、ここからです!
さて、本日は統一地方選挙真っただ中の話題を。
候補者の話し方
「とりあえず壇上で話せばなんとかなるんじゃないの?」
そんなお声も聞こえてきそうです。
その「とりあえず話す」にも、場面によって「違い」があることにお気づきでしょうか。
本当に「伝わる」話し方をしている方は、無意識または意識的にやっているテクニックをご紹介します。
会議室・集会室(20人~50人収容)
会議室や、公民館、集会場などの室内で話す場合は、マイクが無い場合の方が多いかもしれません。
そうすると、かなり大きな声で話さなければならず、候補者が喉を傷めてしまうこともしばしば。
更に冬場になると、参加者が厚着になるため、衣服に音声が吸い込まれてしまい、余計に響きがなくなり喋っている方も焦ってしまいます。
そんなとき
コンクリート建築であれば、できるだけ低めの声で。
木造建築であれば、高めの声で話すようにしてみてください。
比較的声が伝わりやすくなります。
屋外(静かな場所)
公民館の前などであれば、比較的静かな場所が多いと思われます。
その際には、マイクを使うのが良いでしょう。
あまり大きな声を出すと近所迷惑に…と思ってしまいますが、真ん前の家でもない限りはなかなか町内じゅうには響きません。
せっかく政策を訴える良い機会ですので、しっかりと話をしておきたいところです。
この場合、周囲の環境によって声の大きさ、反響が変わります。
そのあたりを確認するため、運動員さんに少し走って頂き、どのくらいの地点まで声が聴こえているか確認するのも良いでしょう。
この際、センテンスは短く。何を話しているかが分かるように、あまり長ったらしい文章をダラダラ話さない方が得策です。
屋外(駅前などにぎやかな場所)
駅前などの、がやがやした場所や他に騒音がある場合は、候補者が張り合って大きな声を出せば出すほど有権者に対して悪印象となります。
マイクを使うことはもちろんですが、あまり甲高い声で話すとただの騒音でしかありません。
また、訴える政策に力が入り、ただ「怒鳴っている」「大きな声で叫んでいる」状態になると、聴衆は一気に興味を失います。
本当に伝えたい事、じっくり聞いてほしい事、と話の重要な部分をあらかじめ把握し、声のトーンを変えていくと聴きとりやすくなります。
また、遠くの人には音が遅れて聞こえるため、あまり早口でない方が良いでしょう。
ゆっくりと、文節を区切りながら、遠くの人が言葉を理解してから次の言葉を話す。
自分が思うほど、聴いている方は「ゆっくり」「遅い」と感じません。早口でべらべらとまくし立てることよりも、相手に伝わるように話す。
自分を有権者に印象付けるには、そのほうが効果的です。
どんな場所でも同じように話していませんか?
屋内と屋外では、話し方も話すスピードも変わります。
また、声の出し方(発声)も変わります。
屋外で話していたやり方を屋内に持ち込むと、ただの「煩い人」となってしまいます。
熱く語りたい気持ちは理解できますが、そのあたりは少し抑え気味に。
また、「話し上手」な人ほど、流れるようにだーーーっと話をしてしまいます。
そうすると、論点がわからず、とりあえず聞いたけど、なんだったっけ?という事にもなりかねません。
むしろ、朴訥なくらいの方が、真面目な印象を与えることもよくあります。
どこかのコンサルのような「うまい喋り」ではなく「好印象を残す喋り」を目指しましょう。
もちろん、内容によっても声の使い方は変わりますので、詳しくは是非レッスンで体感してみてください。