ただ数をこなす練習をするだけじゃ意味がない
昨日のブログ(ボイトレコラム第16夜)を読んでくださった方には、少しひっかかりが残った部分があったのではないでしょうか?
その言葉の裏にあった「本当の意味」などは何一つ理解できぬまま。
ここ、この部分です。
中学生、高校生だった当時は、正直自分で自分を「上手い」と思っているところもありました。なので、とりあえず歌っておけば上達するよね!と真剣に思っていました。
怖い話なのですが、当時は本当にそう思ってたんですよ…。いやはや、若気の至りって恐ろしい…。
例えば、ピアノは1日練習をしないと3日分腕がなまる!なんて言われています。ところが、練習を長時間頑張りすぎて腱鞘炎になってしまい、実技試験がボロボロだった…なんて事も。
練習に必要なのは、量より質!
そのころに気付いていれば…と後悔するも今や遅し(笑)
練習の質を上げる方法
このコラムを読んでくださっている方の多くは
「歌は別にいいから!原稿とか演説とかセミナーの登壇での練習方法が知りたい!」かと、思われます。
ですよね、日常的に突然道歩いてて歌いだすわけにはいきませんものね(笑)
ええ、では同じ練習をするにも質を上げる方法をお伝えします。
- 時間を計る
- 録音する
- おかしいな?と思うところを原稿に書き込む
をまず行います。
そして録音した自分の声を聴く際に
- 好みのアナウンサーや俳優の話し方に置き換えて聴く
これ、意外とイイんですよ。
ああ!私の思う話し方はこんなんじゃないー!(ちゃぶ台返し)
なんて事も起こり得ます。
誰だって「理想の話し方をする人」のひとりやふたりはいらっしゃるはず。(いない場合は見つけてくださいね)
そして
- 気になる発音は、迷わずプロに確認する
これ、最も大事です。
子供の頃に間違えて覚えた曲、ずっと間違ったまま歌っていませんか?
アルプス一万尺「子ヤギ」の上で~♪
とか、
赤い靴~履いてた~女の子~「ひぃじぃさんに」つ~れられ~て♪
とか。
これは怪しいな~、ちょっと確認しとくかな~っていう発音は、是非ご相談下さい。
最後に、必ず「今日の練習は1時間」など、時間を切っておくことも大切です。だらだらとやると、どんどん姿勢が悪くなり喉を傷める原因に。時間を切って、問題点をサクッとみつける練習法をこころがけて下さいね。