アンパンマン内で何役目!?山寺宏一さんがジャムおじさんに決定
声優の増岡弘さん(82)が日本テレビ「それいけ!アンパンマン」のジャムおじさん役を卒業!
後任は声優の山寺宏一さん(58)が務めることが発表されました。
実はクリモト、むかーし昔に声優を目指したことがあります。
その当時、山寺さんもまだ20代。
天空戦記シュラトという(かなりマイナーかもしれませんが)アニメに出演されていた時でした。(マイナーですが、声優陣がかなり豪華だったんですよ、ええ。子安武人さんにとってはレギュラーキャラとしてはデビュー作だったはず。)
そしてこのアニメの中でも役とナレーションを既に兼任していた山寺さん。(共演の林原めぐみさんも、このとき色んな動物の声などをあてられていました。)
山寺さんのすごさを端的に表したのがこちら
山寺さんがいかにたくさんの役柄を同じ作品内で演じ分けてらっしゃるかを簡単に示して下さったツイートから。
ジャムおじさんの後任が山寺宏一さんになったそうなのでこれを貼っておきますね pic.twitter.com/wQpyQRO9ek
— 達也 (@YMGCtatsuya) August 5, 2019
これぞ本当に「劇団ひとり」…!
天空戦記シュラトの放送時から考えると、30年前の時点から素晴らしい実力を持ってらっしゃいましたが、ここまでとは…!その山寺さんの「色んな声を使い分けられる理由」について、今回は書いていきたいと思います。
写真だけで分かる!山寺宏一さんの「表情筋」
http://across-ent.com/talent/men/koichi_yamadera.html
株式会社 アクロス エンタテインメント所属の声優さんです。このページを見るだけでも、どれだけたくさんの作品に出演してらっしゃるかよく分かります。
さて、このプロフィールで真っ先に注目して頂きたいのが、山寺さんの「表情筋」。
頬骨の部分が自然に上がり、そこから顎に向けて縦のラインが入っています。いかに普段から、表情筋を使い倒しているかが非常によく分かる表情のこの写真。見る人が見れば、この写真だけで「こやつ…できる!」と唸りたくなるような素晴らしい1枚です。
動画で分かる!山寺宏一さんが実演する声を出す際のコツ
こちらもちょうど良いツイートを発見いたしましたのでご紹介。
同じ音程でも、息の圧力を変えることで声が変わるということをサラッと実演されています。
そして、よく見て頂くと基本的に「口の中」が大きくあいているのが分かって頂けるかと思います。声を薄くしていく時は、口の中を狭くして(横に広げて)表現。
これらは全て、喉だけではなく呼吸の圧力の使い分けと口腔内の高さや幅を変える事で可能になります。
そう、勘の良い方ならお分かりかもしれません。コロッケさんはじめ、上手なものまね芸人さんは、皆この手法を使ってらっしゃいます。
同じ声を出しながら「顔を上下させる」もしくは「口腔内の広さを変化させる」ことで、息の量を調節し別人の声にすることができます。
ツイートの動画のように、山寺さんご自身も色んな事を試されていますよね。クリモトも、同じように寝ても覚めても声を出す方法を考えております。(レベルは全く違うかもしれませんが、情熱はあります!)
この動画を見て真似をするだけでも、かなり色んな声を出すことができます!どうしてもやり方がイマイチ分からない…!という方は、ぜひクリモトのボイスデザインセミナーへお越し下さい。