ハナまな(暮らしに花が咲くみたいな学び)様 生きるを磨くこどもセミナー「ボイストレーニング」
やっと!ようやく!大声を出せるセミナーが開催できるようになりましたー!!(歓喜)
新型コロナウイルス感染症の影響で、びっくりするほど外で声が出せなくなり、貸し会場でも「声を出すのはちょっと…」となかなか機会を見つける事ができないまま過ごした3年間。今回のお話を頂いて「声を出せるんだ!」という喜びが何よりも大きく、前日は遠足の前の日の子どものようにウキウキワクワクの状態でした。
講座の前にいただいた驚きのオーダー
この講座は起業してすぐの頃からお付き合いのあるハナまな主宰の村上晃子さんhttps://www.facebook.com/akiko.murakami.7739がお声がけ下さったもので、橿原市市民活動公募事業(男女共同参画事業)より助成をいただきました。
最初にメッセージを頂いたときに書かれていた内容、それは『「助けてー!」「嫌だー!」「ありがとうー!」を子どもたちに叫んでほしい!』というものでした。それはただ「叫んでほしい」わけではなく、夏休みという機会に「自らを守るための大声の出し方」を身につけてほしいという願いからでした。奇しくも、この講座の前日の大和高田市では「スクール水着(女子用・紺)を着用した60代くらいの男性が公園に出没している」という注意喚起のメールが奈良県警(ナポくんメール)から届いたばかり。
「いざ!」というときにすぐに大きな声を出せるように、どんな準備が必要かをお伝えせねば!と気合が入りました。
講座のようす
そもそも家で突然「助けてー!」なんて叫ぶとご近所の方がびっくりしてしまいますよね(笑)
その点、今回の講座では広い会場で遠慮なく叫べるとあって、夏休みのパワーを炸裂させるべくしっかり叫ぶことができるプログラムを用意しました。
いつのも講座と同じように、基本は「姿勢」「呼吸」「発声」「発音」「話し方」の順に。
けれど、なにより大きな声を出す、いきなり大きな声が出せる事を優先に皆さんには沢山叫んでいただきました。
小学生から中学生のお子さんたち、そして保護者の方も一緒になって「助けてー!」「嫌だー!」「ありがとうー!」と叫ぶ光景は、傍からみているとさぞ面白かったかと思います^^
水泳をされているお子さんはやはり肺活量が多い!そしてさらっと大声が!
「まさか」の事態で身体がこわばってしまい、せっかくの大声が活かせないことの無いように、お子さんにも分かりやすくお伝えする事を心がけました。
更に保護者の方も真剣!かつ、恥ずかしがらずにしっかりと大声を出して下さったこともあり終始笑いが絶えない講座になりました。
参加者の声
- いざという時に役に立つ内容でとてもよかったです
- 先生がとても面白かった!
- 久しぶりに大きな声を出せてスッキリした
- 歌を歌いたく(カラオケに行きたく)なりました
- 実際の例題が多く、とても分かりやすかった
- 声を出すために姿勢がこんなに大事だとおもわなかった
- 大人でも楽しめました
- 仁王像(の表情)が声を出すのに向いてると分かった
講座を終えて
そもそも私が「声」の重要性に気が付いたのは、重度知的障害と自閉症と診断された息子の子育てを通しての事でした。
「伝えた」と思っても「伝わっていない」。
そんな日々から見出した、だから聴き取れなかったのか!という発見と「これなら伝わる!」という方法。
ただ「危ない!」と叫ぶだけではなく、相手にどう動いて欲しいのかを常に考えて言葉を選び、かつ聴き取りやすい発音で話す。
そんな話を少しだけ講座中にさせていただいたところ、講座終わりにひとりの保護者の方が「あの話が気になって気になって」と声をかけて下さいました。身近にそういったお子さんがいらっしゃると「何か自分に手伝えることはないか」と考えて下さる方が10年前より格段に増えた気がします。
新型コロナウイルス感染症の感染者が格段に減ったわけではありませんが、今回をひとつの契機にしっかり「声を出す」「声で伝える」事を広めていきたい!と改めて感じました。
ご参加下さった皆様、そして主宰の村上晃子さん。
本当にありがとうございました!