ボイスデザイン ~聴く人に伝わる声・発音・伝わる話し方~
このページの内容は、奈良市西部公民館様のHPの内容となります。こちらも併せてごらん下さいませ。
「話すこと」は、コミュニケーションのひとつとしてとても大事なことです。
コロナ禍では、リモートの普及が急速に進み、働き方も大きく変わりました。
リモート会議や、リモート面接、リモート発表・・・などなど。
そこで、声に説得力を持たせ、「相手に伝わる話し方」を習得することを目的に、この講座を開催しました。
新型コロナウイルスの感染拡大が、収まるどころか近隣府県には2回目の緊急事態宣言が発令されるなかでの開催でした。

とはいえ、定員を超えて大勢の方にお申込いただきました。
「人前で話すこと」への関心の高さが伺えます。
感染拡大防止対策で定員を制限していたため、全員に受講いただけなかったことが、とても残念でした。
第1回:1月16(土)

講師の栗本薫さんは、奈良県大和高田市在住です。
栗本さんは、幼少期のころから大学院までの長い間、声楽を学ばれたご経験から、話すことに着目した「ボイスデザイン®」の指導方法を独自で考案されました。この方法は、現在、特許庁に商標登録をされている、栗本先生にしかできない指導法です。

発声の基本は「声を出す」ことから始めるのかと思っていましたが、準備体操から始まりました。

次に、人前で堂々と自信を持って話すことができるためには、「正しい姿勢から!」ということで、壁を利用して正しい立ち方を習得しました。

こうやって並んでいると怒られて廊下に立たされているように見えてしまいますが、決して、そうではありません。
正しい・美しい立ち方を習得するためです。
正しい姿勢を習得した後は、息の流れを体感しながらの呼吸。
大きな声を出したり、高い声・低い声を出したり、発声。
滑舌を良くするために「ことばのブースター(50音の発音法)」を使って発音するなど、トータルバランスの「ボイスデザイン®」についてご指導いただきました。
呼吸・発声・発音については、普段から気をつけ、鍛錬を重ねることが必要だということです。
これらの積み重ねが、話す時の自信にも繋がるそうです。
第2回:1月23日(土)

話すことの基本は正しい姿勢からということで、2回目も身体をほぐすための準備体操から始まりました。

その後、1回目の復習をしました。
そして、今回のお題「私の好きなこと」について1分間スピーチをしました。
みなさんのスピーチに、先生は丁寧にコメントをくださいました。
参加者の声
- 以前に受けたことのあるボイストレーニングとは全く違い、目からウロコでした。
- すぐに実践できる内容で満足し、第2弾や上級編などがあれば続けて参加したいです。
- 声は悩みの種でしたが、講座を受講して希望が持てました。
と、受講生のみなさんにとても満足していただくことができました。
講座を終えて
先生の説得力あるテンポのよい話し方で、受講生のみなさんは惹きつけられ、熱心に受講されていました。
発声の基本を学ぶとともに、相手を思いながら話すことの大切さに気づいた方も居られたのが印象的でした。
仕事や趣味、生活といったあらゆる場面で使える「相手に伝わる話し方」について学ぶことができ、有意義な時間となりました。
講座を終えて(クリモトより)
まずは、このようなご時世にも拘わらず開催をして下さった奈良市西部公民館の皆様、そしてお申込みいただいた皆様、本当にありがとうございました。
定員を大幅に上回る数のお申込みを頂き、2回講座でしかも2週連続で雨という中で沢山の方の(特に2週目もほぼ欠席無し!)ご参加を頂きました。皆さん、驚くほど真剣で、前向きな方ばかり!
1回目の最初と最後(ビフォーアフター)で、目を見張るような上達を見せて下さった方が大勢いらっしゃいました。更に休憩時間にも沢山の方が質問に来てくださり、私のテンションがさらに上がりました。
受講後のアンケートでは「上級編も受けたい!」と書いて下さった方も大勢いらして、講師冥利に尽きるセミナー登壇となりました。
また機会があれば是非西部公民館様にお邪魔させて頂きたいと、切に願っております。