なんだかとっても忙しい、怒濤の日々が続いたこの2ヶ月ほど。
ようやく少し落ち着いたような気がします。
PTA
息子の学校のPTA会長をしています。秋は参加行事が多く、なにかとバタバタしておりました。
とはいえ、実は私自身がバタバタしていたため(後述)、ほとんど他の役員さんや
顧問にお任せしっぱなし!一番役に立っていない会長です(ほんますんません)。
実は先日、地域の警察官の方が自宅へ来られました。
数年に一度、家族構成などの確認で各家庭をまわってこられる、あれです。
「何かお困りごとはありませんか?」
と聞いて下さったので
「近くの総合病院の職員さんの車が、うちがある住宅街へ入る行き違いの出来ない道を、朝の出勤時間に大量に入ってこられます。
こちらが出勤や通学しようとしても、入ってくる車が多くて、通りに出られない事があるんです。」
と答えました。
「それは大変ですね。僕の方でどうにか…というのは難しいので、この辺りの自治体で意見をまとめてご提出いただけませんか?
栗本さんおひとりの声としてはなかなか通りづらいということもありますから…。」
そう。これですよ、これ。
一人の声じゃなかなか届かない。
利害の一致する団体で、何かアクションを起こす。
PTAの役割も、まさにコレだと思うんです。
例えば、学校にエアコンをつけて欲しい…!
この要望を、ずっと県の高P(奈良県高等学校PTA協議会)を通して県の教育委員会に要望を出し続けた結果
やっと予算が通り、来年度から順次エアコンが設置される運びになりました。
これが単P(各学校のPTAや育友会活動)の単位ならどうかというと、構図は全く同じです。
学校からの要望や援助のお願いも伺いますが、こちらから学校に対する改善要請なども、しっかりガチで話し合いをして決めていきます。
その「保護者の意見を取りまとめ、学校に届ける組織」がPTA活動だと思っています。
そりゃね、やれベルマークがめんどくさいだとか、仕事あるのにそんなのやってらんない!だとか、
本来任意の団体だ!とか。分かります。そして毎年春が近づくにつれそういう報道が増えるんですよ。
すっごくざっくりとした「こどものため」。
これじゃ、具体的にどう子供のためなのか、分からないんですよね。
けれど、イザ何かが起こったとき、保護者ひとりの力で学校に立ち向かえる人がどれだけいるでしょう?
先日、娘の学校であったマラソン大会。
コースとなる道に立哨で旗を振るべく、PTA会長さんが先頭でたくさんの荷物を抱え、信号待ちをしてらっしゃる姿を見かけました。
子供達が安全に走れるように、自転車や車の誘導、子供達への声かけを毎年して下さっています。
(私も1度させていただきました)
先生方だけでは補いきれない部分を、保護者が手助けする。
むしろ、普段の子供達と先生方の関わりがかいま見られる良い機会だと私は思っています。
学校に物申すためには、保護者も何ができる事をする。
「そんなの!学校に任せて先生がやればいいじゃない!」
まぁ、そういう意見もありますよね…。
少なくとも私は、子供の様子を見るために、いろんな役をさせていただきました。
(もちろん、仕事もしていますし、シングルマザーですから働くのも必死です)
今まで関わったPTAは、ネット記事にあるような、陰湿な感じでは一切ありませんでしたし
土曜の夜の飲み会もありませんでした。先生のご機嫌取りの会なんてたったの1度もありませんでした。
確かに、仕事量が多いなーと思う部分もありますが、それは今どんどん時代に合わせた形で変えていっている最中です。
できないから、人数を増やしてやる!のではなく、出来ないなら、どうやれば出来るのかを考える。
作業量を減らすなり、ムダを見直すなり。
やってみないと分からないことが、たくさんあるなぁと改めて思います。
流血事件①
先週、ばぁば(私の母)がベッドで寝ているところを、息子が斜めに飛んで横切ろうとして失敗。
まったく悪気はなかったものの、息子の足がばぁばの顔面にクリーンヒット!!
ものすごい叫び声が聞こえてびっくりしてばぁばの部屋へ。
最初は「また猫にでも飛び乗られたー?」と思ったんですよね。
ところが、左目を押さえて肩で息をしているばぁば。
「どないした!?」
押さえている手をそっと外すと…。
大流血!!!!!!
すぐに娘を呼び
「はい、携帯もってー、上着着てー、あ、タオル絞ってー!はいここ代わりに押さえといてねー。」
娘も取り乱す事なく「はいはーい」と用意。
その間に私が救急へ電話。
「火事ですか?救急ですか?」
「救急お願いします。」
一通り説明をし終え、娘に救急車への同乗をお願いし、次は息子の学校の先生に電話。
「もしもし?先生すみません、実はこんな事が…。」
説明中に救急車が来てくれたので、一旦電話を切り、搬送先が決まってから再度電話。
救急車を後から息子と車で追いかけました。
病院に到着すると、すでに息子の担任の先生(お二人)が待機して下さってました。
S先生「あ、トモちゃん!こっちおいでー!」
T先生「お母さん、眼科2階ですって!」
「ありがとうございますー!!」
診察の結果。
眼球は大丈夫(これが一番ホッとしました)。
瞼とまつ毛のぎりぎりのところ、1.5㎝裂傷。
「消毒と塗り薬塗って眼帯しておきます。
できれば明日にでも皮膚科か形成外科行ってくださいね、眼科ではこの位置縫えないので。お大事に~。」
先生方にひたすらお礼を言い、無事に帰りました。
息子の担任の先生にお電話した際
「ちょうどまだ学校にいるんです。おかあさん、どうしたらいい?」
と聞いてくださったんです。
「息子が病院で興奮したらいけないので、できれば来ていただければ…」
とお願いしたら快く駆けつけてくださいました。
S先生「私、家ここからすっごい近いのでー!」
T先生「私も帰り道~!」
目の幅で涙が流れそうです。
毎日眼帯をかえつつ、ばぁばは元気です。
(目の周りに青タンが出来ているので、試合後のボクサーみたいになっていました)
病院についてすぐ
「救急車の中で、ばーちゃんどんな様子やった?」
と娘に尋ねると
「んー。ごめん、私寝てた(てへ)」
娘、なかなかの大物です。
流血事件②
ばぁばの事件から数日後。
いつものように事務所の通用口から入ろうとして右手の木に気を取られ、左側足元のオブジェの枝に足がひっかかり
そのまま壁に向かって顔からダイブ!
娘の塾のカバンを持っていたため、両手がふさがっていて手をつくことも出来ず…。
・壁ドン
・熱烈キス
対、壁ですがil|li _| ̄|○ il|li
せめてイケメンのポスターでも貼ってあるところに…!と思いましたが、普通に白い壁でした。
顔からダイブしたこともあり、唇から出血。
(多分、歯でやりました)
唇、2倍になりそうな感じ。
もう見事ないかりや長介状態に!
その壁に血の跡つけちゃったので、唇から血を流しながら拭き取るシュールな光景。
そして反り返り状態で突っ込んだので、腰が…。
首をいわさなくて良かったと、改めて思いました。
現在は唇はだいぶ良くなり、腕と腰の痛みだけが残っております。
「もーおかーさんいくらドリフが好きでもそこまで真似せんでえーやーん(笑)」
と、娘。
真似したくてしたんとちゃうわ!!
とはいえ、そのドリフが分かるような小学生に育てたのは私なので、ある意味反論の余地がないです。
母と娘①
私にとっての母(ばぁば)と私。
この関係は、長く本当に大変なものでした。
今でこそ、言いたいことを言い合っている関係ですが、子育て中当時の母にとっては私は「持ち物」。
・「持ち物」が口ごたえをするなんて言語道断!
・娘なんだし、女の子なんだし!私と同じ意見のはず!私を庇って当たり前!
・私のつらさは全部貴方と共有するの!あなたの辛さ?それは自分でなんとかしなさい!
・痴漢にあった?そんなの私遭ったことないから分からない!あんたに隙があったんじゃないの!?
・目立たないで!その他大勢になりなさい!けど、アナウンサーとかオペラ歌手とかになって私に自慢させて!
久々に書いただけでも、なかなかヘビーで笑えます(笑)
毎日、毎晩、母の親・兄弟・夫の愚痴を、延々と聞かされ続けていました。
そんな母が、私が小6の時、今の私の娘の年齢の時に統合失調症を発症。
そこからは更に大変な日々でした。
被害妄想で訳の分からない事を言い、裸足で飛び出して行方不明になり…。
当時何が一番しんどかったかというと
「お母さんを大事にしてあげて?貴方一人娘なんだから」
という、周囲の無責任な言葉。
一人しか産まなかったのは、母の自由。
(男の子を産んだら、前妻のお子さんと将来揉めるだろうから、と私一人産んだ時点で終了)
なぜ、その生まれてきたたった一人の私に、全部の責任や将来を覆い被せるのか?
どうしてそんなことを平気で言えるのか?
この状況で、どうやって大事にできるのか?
そりゃーもう、私にどーせーっちゅーねーーん!!!!という状態でした。
それからも色々紆余曲折、九十九折り浄蓮の滝(ちゃう)レベルに色々ありつつも、現在はやっと落ち着いています。
そして私の子育て方法や子育て論は、完全にその反面教師からきています。
母と娘②
そして、私と娘。
娘は、勉強が嫌い!という部分を除けば本当に問題の一切無い子です。
そりゃ、片付け苦手とか、準備がへたくそとか、色々ありますが(笑)
私にとっては、それは問題のうちには入らなくて。
・友達が多い
・学校が楽しくてしょうがない
・本が好き!
算数が嫌いなので、せめて理科は…と思い「はたらく細胞」全巻をそっと差し出すと…。
読みふけっております!!(作戦通り!!)
まぁ、単に娘に甘い母というだけの感じもありますが、本当に良い子なんですよ、ええ(親ばか)。
私が長く風呂に入ってるなーと思えば、そっとお茶を差し入れてくれたり。
お兄ちゃんがパニックで暴れてるなーと思えば、上手く気をそらせてくれたり。
ばぁばが(お兄ちゃんがパニックになるような)いらんことを言えば、その都度諫めてくれたり。
私自身は、反面教師全開で子育てをしているつもりですが、娘の空気を読むスキルの高さのおかげで
助かっている部分が多分にあります。
そして、吉本新喜劇なお笑いスキルもなかなか良い感じです。
学校ではツッコミ役として、完全に地位を築いているそうで(良いのかどうかわかりませんが)(笑)
お兄ちゃんは、物心つく前から障害児。
思うところも、色々あったと思います。
けれど、本当にまっすぐ育ってくれているなぁと、本人はもとより、導いて下さった周りの皆様に感謝しかありません。
算数は出来た方がいいけれど、このまま明るい子でいて欲しい。
そして最近二人してハマっている米津玄師氏の曲を一緒に歌い狂う楽しい親子でいたい。
(難しそうな曲ほど、覚えてやるぞー!と燃えています。この情熱を勉強に…。)
そうしみじみ思う、年末です。
最後に
アイキャッチのこの写真。
これは、天気予報好きの息子がうちの事務所のホワイトボードに描いた「前線」。
昨日スクールバスに乗り遅れ、学校に送る前に一旦事務所に連れてきた際の作品。
なんというか、年々面白くなる子供たちです(笑)