明るいオカンの作り方

見方を変えればすべてが素敵

 

おはようございます!
今回は、5月にぱ~ぷるママ+アプリに掲載された内容を、加筆してお送りします。

 

1回目に引き続き、息子が保育所の頃のお話です。

 

2歳児の頃の息子の趣味は「小石集め」。
園庭で小石を拾ってはズボンやら上着やらのポケットに詰めるだけ小石を詰めて教室に戻っていました。

 

 

先生が毎回こっそり園庭の隅に捨ててくれていたのですが、帰ってくるとリュックやらスモックのポケットやらから出るわ出るわ(笑)
家では見つけたら捨てればいいだけなので良かったのですが、やはり保育所ではそうもいきません。
(捨てても捨てても、毎日洗濯機がカラカラ音をたてていました(笑))
もし、息子が持ち込んだ小石が教室内でこぼれて誰かが踏んで転倒してしまったら大変です。
誰かが転倒した時にそこに小石があっても大変です。

 

 

ある時、お迎えの際に先生が
「お母さん、今日は小石が(リュックとかポケットから)出てこないと思いますよ~!」と満面の笑み。

 

その先生の視線の先には園庭の一角に山積みになった小石。
え?と思った私に教えて下さった事の顛末は…。

 

お外で遊ぶ前に、先生は息子を前に立たせみんなにこう言ったそうです。

 

「みんな、聞いて~!ともくんの趣味は宝石あつめです!素敵だね~!」

 

すると、外遊びの際、クラスのお友達が息子に「これあげる!」「こんなのもあったよ!」と
小石を拾ってはどんどん渡してくれたそうです。

 

 

思いもよらず小石が集まった息子は、
「こんなにいらない…。」と思ったようで、全てを持つ事を諦め、園庭の隅に山積みにして教室に戻ったそう。

 

「ともくんの素敵な趣味のおかげで園庭が綺麗になって、走りやすくなりました~!」
茶目っ気たっぷりに微笑む先生が天使に見えたのは言うまでもありません。

 

 

これぞ究極のプラス思考!!
このすがすがしさは何なんだろう!!
天使どころか、先生の背後に後光すらさして見えるほどでした。

 

それ以降、お友達が綺麗な石を見つけては、私や息子にくれる事はあっても、息子が小石まみれで帰ってくるほぼなくなりました。
(たまにいくつか持って帰ってはいましたが、徐々になくなりました)

 

何より、ただの「小石あつめ」を素敵な「宝石あつめ」に変えた先生の一言に、ただただ感動したのを今でもよく覚えています。
母親とはいえ、まだこの子と付き合ってたったの2年。たくさんの子どもたちを見てきた先生のプロの技を見た「素敵な」出来事でした。

 

今でも、家で多少困った事があったとしても、出来るだけ「素敵」変換をするように日々心がけています。
前回の「ありがとう」と併せ技で、皆様も是非実践してみて下さいね♪

 

家じゅうが明るくなること、間違いなしです!

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