もっとゆっくり喋って?と言われる
画像のイメージで言えば、一番右下の女性。
もう必死で説明している感が出ていますね(笑)
世の中に「早口」と言われる方は数知れず…。実はそれって別に悪い事ではありません。
むしろ、「早口で話せる」=「考えるスピードが速い」という事になります。
問題は、それを本当に聴こえる(聴きとれる)早口で話しているかどうか、になります。
言葉のシャワーになる早口 マシンガンで穴だらけになる早口
言葉のシャワーとして心地よく聴いてもらえる早口は、早口なのに相手がしっかり理解できるのが特徴。対して、マシンガンで穴だらけになる早口は、結局何を聴いていたのか、終わったあとに何一つ覚えていない…となります。
その違いは何でしょう?
それこそが「点ではなく線で話す」という事になります。(昨日の記事の続きです)
恒例の「みなさん、こんにちは」。極端な例で確認してみましょう。
点で話した場合
線で話した場合
同じ2秒の音声です。
長さは同じですが、聴こえ方が違うと思いませんか?
では、何が違うのでしょう?
点は子音の発音が主、線は母音もしっかり発音
点の発音の時は
→MNSN KNNCHW
と、子音部分だけが目立つ発音となっています。
線の発音の時は
→MiNaSaN KoNNiChiWa
と、母音が見える(聴こえる)ように発音をしています。
この違い、聴き分けられましたでしょうか?
せかせかした話し方に聴こえる原因と対策
ここまでで分かっていただけたと思います。
「子音メイン」で話すと、せかせかした感じになり、聴いている方も息詰まる感じになります。
「母音も一緒」にしっかり発音すると、同じ秒数なのに落ち着いて聴こえます。
特に日本語は1文字=1音節となることが多いので、余計に母音の役割が重要になるんです。(さくら~さくら~♪等、日本の歌は、一音一文字が非常に多いですよね。)
ご自分の話し方が「焦っている感じ」で気になる…!という方は是非「母音を意識して発音」してみてくださいね。
それだけで、ぐん!と印象が変わります!