ボイトレ思考

歌の練習に最適!オープンイヤーヘッドセットを使ってみました 寝ても覚めてもボイトレ思考ー第52夜ー

 

クリモト オープンイヤーヘッドセット買ったってよ

今回、クリモトが導入したのはソニーのオープンイヤーワイヤレスステレオヘッドセットSBH82D

「歌を上手に歌いたい!」
と、どうせ歌うなら…とレッスンに来られる皆さんが仰います。その際おススメしているのが、まずはヘッドホンでしっかりと原曲を聴きこむという事。

今回は、そのヘッドホン(イヤホン)について、クリモトが考察&「これだ!」と思って購入したものをご紹介いたします。

どんなイヤホンでもどんとこい!が出来ない耳事情

昔からある普通のイヤホンや、コードがなく耳に直接そのままのBluetoothタイプなど。

このように、耳の中に入る部分が「平たくて広い」インナーイヤータイプのイヤホンは、クリモト残念ながら使えません。

何故なら、驚くほど耳が小さいから!きっちりとハマってくれなくて、耳からぽろぽろ零れ落ちるんです。長年、上手く耳にフィットしないイヤホンと戦い続けつつも、ウォークマンの時代からイヤホンを愛用。

ちなみに、iPhoneユーザーのクリモトはこういうイヤホンが購入時に付属でついてきます。(写真はコードレスですが、実際の付属品はコード有りです)これも、耳から零れ落ちるので私的にアウト。ほんっとぜいたくな耳です。

そして、ついに時代がカナル式イヤホンに!!

来たよ来たよ来ましたよ!
この時を待ってた、本当に待ってました!!
この写真より小さいS、もしくはSSサイズのイヤーピースを装着し、音楽を楽しむことができるように。耳から零れ落ちたり外れたり…という事も劇的に減り、耳が痛い…という事もなくなりました。

カナル式イヤホンの「ボイトレ観点からみた」メリット&デメリット

イヤホンの種類や、そもそものカナル式イヤホンのメリット&デメリットについてはこちらのサイト(SoundZooさん)がとても詳しく書いて下さっていますので是非参考にしてくださいね。

遮音性にも優れ、音漏れも少なく、ダイレクトに音が聴こえるという、音楽好きにはメリットしかないように思えるカナル式。とはいえ、この遮音性が「歌を練習する」時にちょっとデメリットになってしまいます。

メリット①:細かい音が聴き取れる

電車であろうと、家の中であろうと。音楽に集中できるのがとにかくメリット。細かい音の遷移や、メロディーラインだけではなくコーラスラインもよく聴きとれます。

メリット②:歌詞がしっかり聴きとれる

音程だけでなく、歌詞もしっかり聴きとれます。歌い手の細かいテクニックなどがよく分かるので、自分が歌った時との録音を聴き比べると何が違うかが一目(聴?)瞭然。特に早いパッセージでの歌詞などはついつい慌てて歌ってしまいがちですが、よーく聴いてリズムをとれば意外とサクッと歌えたりします。歌詞と歌詞の間隔などを聴きとる場合には、間違いなくカナル式がおススメです。

デメリット①:自分の声が聴こえない

遮音性が高いのは非常にメリットとして認められるのですが、両耳をがっつりふさいでしまうと、歌っている「自分の声が聴こえない」ということも。そうすると、より大きい声で歌おうとして喉を傷めてしまったり、音が外れたまま覚えてしまったり…。

純粋に性能の良いカナル式イヤホンを使って音の深みを体感して楽しむ…という場合にはバッチリですが、歌の練習にはあまり向いているとは言えません。
ですから

  • 歌う前に聴きこむ
  • 片耳を外して練習

する場合には、非常に有効です。

デメリット②:自分自身の音が大きく聴こえる

クリモトは、両耳をカナル式でふさいだ時、自分の心臓の音が脳内に響きます。血管を血液が通る鼓動音…ドクッドクッという音が、音楽の合間にかなり聴こえます。(イヤホンによってはコードが擦れる音なども顕著に聴こえます)

電車移動の際など、駅構内を歩く自分の鼓動の音を聴きながら…という若干不整脈発見マシーンの役割も果たしそうなカナル式。鼓動の音が雑音になってしまうという残念な結果に。耳に直接音が届くため、あまり大きな音で聴くことを続けてしまうと難聴になる危険性もあるので注意が必要です。

新たな選択肢!自分の声を聴きながら歌を練習できる「オープンイヤーヘッドセット」

冒頭にご紹介した、SONYオープンイヤーワイヤレスステレオヘッドセットSBH82D。耳が小さくてイヤホンが上手くフィットせず、ずっと諦めていたワイヤレスタイプ。カナル式だと耳から落ちない代わりに自分の鼓動が聴こえてしんどい…!という状態で致し方なく片耳タイプのヘッドセットを使っていました。

しかも、最近のiPhoneはイヤホンジャックがなく、ライトニングの変換ケーブルがないとイヤホンすら挿せないんですよね。

こういうの。
iPhone購入時に同梱されていましたが、実は最近行方不明に…。しかもこれを差している間は、充電ができないという困った事態に。

長時間の電車での移動中、充電しつつも音楽を楽しみたい。けれど、カナル式でドクドク聴こえるのも嫌。しかも、遮音性が高いのはいいけれど電車で車内アナウンスが聴こえないのも怖い…!

というわけで。
ヤ〇ダ電機で2時間近く悩み続け、携帯のアクセサリコーナーとヘッドフォン売り場を何度も往復。(店員さんが声をかけようとした瞬間…で私がうごくので、非常に申し訳なかったです。)

ついに購入したのが冒頭でもご紹介したこちら!!

(色は3色あります。クリモトはブルーを選択しました。)

  • 耳をふさがない革新的構造 日常に音楽が溶け込むオープンイヤーワイヤレスイヤホン
  • ソニー独自の音導管設計により、周囲の音とイヤホンからの音がブレンドされる新しいリスニングスタイル
  • Bluetooth対応 オープンイヤースタイルをワイヤレスで手軽に
  • 最大7.5時間の連続音楽再生が可能なロングライフバッテリー
  • 小型・軽量かつ「耳を塞がない」構造なので、長時間の装用でも疲れにくい
  • メガネと干渉しにくく、より多くの耳の形にフィットしやすい下掛けスタイル
  • 3種類のリングサポーター付属(S / M / L) より安定した装着性を実現
  • リモコン部にマイク、ボリューム、マルチファンクションキーを搭載

(Amazonより転載)

耳をふさがないオープンイヤースタイルなので、外の音が聴こえます。これで、電車の車内アナウンスも聞き逃さない!!これは便利!!!

オリジナルを聴きながら歌い、自分の歌声もチェックできる

なにより最大のメリットは、歌手のオリジナルを聴きながら自分の歌声もチェックできるという事。店頭のチラシでは「英会話のレッスンにも」とありましたが、個人的には「歌の練習」での使用をイチオシします。(どこかのレビューの中に、外の音が聴こえて音楽に集中できない!というものがありましたが、そもそもそういうヘッドフォンです。)

講師の方は、自分の講座の録音を聴きなおしながら復習することもできます。お手本にしたい方の講座を聴きこんで練習する!という方には、もってこいだと思います。

ちなみに、あまり大きな音で聴くと当然ながら「音漏れ」します。外の音が聴こえる程度の音量で聴くと、音漏れはほぼしません。(よほど静かな場所で耳を澄まさない限り)

クリモトがMサイズのリングサポーターを装着した場合。意外なことにSサイズは小さすぎて零れ落ちました。左耳はぴったり。写真は右耳でちょっと大きい感じがします。
とはいえ、特に違和感はありません。

iPhoneの方は、イコライザも活用しましょう

スマホ歴がiPhoneしかないクリモト。他の携帯でもきっと機能としては存在するはず。今回はそのiPhoneに搭載されているイコライザの機能についても少し。

iPhoneミュージックには

  • Acoustic
  • Bass Booster
  • Bass Reducer
  • Classical
  • dance
  • deep
  • Electronic
  • Flat
  • Hip Hop
  • Jazz
  • Late Night
  • Latin
  • Loundness
  • Lounge
  • Piano
  • Pop
  • R&B
  • Rock
  • Small Speakers
  • Spoken World
  • Treble Booster
  • Treble Reducer
  • Vocal Booster

これだけのイコライザが存在します!(これを事細かに解説したサイトもありますので、是非検索してみてくださいね。)
この中の一番最後「Vocal Booster」

このVocal Boosterにイコライザを設定すると、ボーカル部分だけが非常にクリアに(強調されて)聴こえます。とにかくボーカルの音だけ聴き取りたい…!という場合には是非お試し下さい。

iPhoneの場合は 設定→ミュージック→イコライザ で詳細の設定が出来ます。

購入をお考えの場合は

ちなみに、電機屋さんで買うとほぼ定価。
ポイント還元があるくらいでした。

Amazonで買うと8000円を切る価格で購入できるようです。
実際にモノを見て…!と2時間粘ったクリモトのレビューがお役に立てた場合は是非Amazonでお得に手に入れて下さいね(笑)

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