ボイトレ思考

【保存版】カラオケ上手になる!目からウロコの歌ウマ簡単練習法!後編 寝ても覚めてもボイトレ思考ー第49夜ー

 

カラオケで上手に歌いたい!上手だと思われたい!

室内で季節に左右されないレジャーと言えば、やはり「カラオケ」。
完全に日本の文化として根付いたと言っても過言ではない「カラオケ」で上手に歌いたい!点数はとりあえず横に置いておくとしても、誰かに「上手いね!」と言われたい!

どうすれば「歌が上手になれるの!?」という皆さんのリクエストにお応えします!

今回は完全蔵出し保存版。
読んで実行すればセミナーを受ける必要すらないというほど濃い内容をお届け致します。

前編のおさらい

まずは下準備から

  • 歌詞カードを用意し、ひたすら聴きこむ
  • ブレス(息継ぎ)の位置を書き込む
  • テクニックを見つけて書き込む
  • 歌詞は全部覚える
  • 余談:加点で稼ぐ

でした。
今回は、物理的な音程の取り方と練習方法をお伝えします。

音程を合わせるのは大前提!音が合っているかどうか確かめる方法

わたし、音痴だから…!
と、嘆く前に。
まずは、音をとる努力をしているかどうかが問題です。

曲を練習する前に、そもそもドレミファソラシドの音程が合っているかどうかを、簡単にアプリで確認する方法があります。クリモトが使っているのがこちらのアプリ「チューナー&メトロノーム」。無料のアプリですが、なかなかいい機能が備わっています。

iPhoneの場合

Google playの場合

これを使うと、自分が「ド」だと思って歌う音が、あっという間にズレて「ド#」や「レ」「シ」に移動してしまうことが分かります。ロングトーン(長く伸ばす音)などは、特に気を付ける必要があります。

メトロノーム機能もついていますので、テンポがズレがち(走るもしくは遅くなる)な方は、アカペラで歌って確認してみましょう。いかに自分が思う「テンポ通り」が実際にはぐらぐらなのかがよく分かります。

どうしても音程が合わない…!という方は、ピアノを使った練習法を!

アプリでは上手く音を合わせる練習ができない…!という方は、ピアノを使います。
ご自宅にピアノが無い場合は、ピアノがある場所に移動します(今回これがハードル高いかもしれません)。

ピアノはアップライトピアノでもグランドピアノでもOKですが、電子ピアノはNGです。

そして、誰か他の人にピアノの音を叩いてもらいましょう。その時、自分の耳を直接ピアノの側面にピタッとつけてください。

「ド」の音を叩いてもらったら、ピアノに耳をつけたまま「ド~♪」と歌います。この時、耳に聴こえている音が「骨導音」。空気中を伝って聴こえる気導音と違い、直接耳に届くのでより音程が取りやすくなります!(気導音と骨導音の詳細はモノマネ芸人さんに学ぶ「気導音」と「骨導音」 寝ても覚めてもボイトレ思考ー第26夜ーを参照)

ただし、年に1度は調律がされているピアノで行いましょう。調律が狂ったピアノでは、耳に届く音程も間違ったものになってしまいますので、注意が必要です。

いよいよ本番!歌い方の具体的な練習方法

音程の取り方が分かったところで、いよいよ具体的な練習方法に入ります。

歌詞も音程も間違ったまま記憶してしまう最悪の事態を防ぐために!最初は小さな声で歌いきる練習を

好きな曲ほど、どうしても大きな声で(かつ酔いしれて)歌いたくなる気持ちはよく分かります。ただ、まだ歌詞もうろ覚えの状態であったり、音程にも不安なところがある場合、小さな声で鼻歌レベルから練習していきましょう。むしろ、鼻歌で歌詞をつけずにメロディーだけ覚えるのもアリです。

気持ちよく歌いたいからと、練習段階から大きな声で歌いきると、歌詞も音程も間違ったまま記憶してしまう最悪の事態に!?歌詞もスラスラと間違いなく出てくるようになるまでは、小さな声で歌いきる練習をする方が無難です。

4度以上離れた音程を正確に歌う

これは【音アリ】米津玄師さんの「Lemon」を上手に歌う!歌い方ポイント 寝ても覚めてもボイトレ思考ー第27夜ーでも書いた内容。

音程の移動の際、4度以上離れた音(簡単に言うと2度というのはドレと隣り合った音。ド→ミで3度となります。)は特に気を付けましょう。音を外す、上手に聴こえないときというのは、たいてい「飛んだ先の音」の音程を取り逃がした時。飛ぶ音は、低くなりすぎたり高くなりすぎたりしないように、きっちりとその音に飛べるようにしましょう。

その音の確認には、先にご紹介したアプリが便利です!音が4度以上、上にあがるときは「上がりきってない」事が多く、4度以上 下に下がるときは音が「下がりきっていない」事よくあります。きっちり音をとれるようになると、表現力がなくとも「上手に聴こえる」ようになります。

表現力を付ける①緩急をつけて、1番・2番・サビと音量を変える

曲の中には「山」があります。
ずーーーっと頂上の状態で歌うのではなく、同じサビでも1回目と2回目では音量や歌詞の発音を変えていきましょう。ほとんどの曲は後半に盛り上がりがあります。最初からトップスピードで飛ばすのではなく、徐々にボルテージが上がる感じを意識しましょう。

表現力を付ける②かすれた声・色っぽい声を出したい場合

歌に色を付ける、表現力をあげるために「かすれた声を出したい!」とよく言われます。これは、覚えておいて損はないので是非試してみて下さい。

かすれ声は「母音」で出す!

は?
と思ったそこのアナタ。
では具体的な例題(米津玄師さんのLemon冒頭部分)をクリモトの音声でどうぞ。

そう、「ゆめならば」の「ゆ」「な」がかすれていましたね?

ところが、これは「ゆ」の「Y」と「な」の「N」の部分ではなく「yU」「nA」と大文字で書いた母音の部分!ここを掠れさせています。

ひらがなで書くと「う゛」「あ゛」となります。色っぽく歌いたい!という時は、是非練習してみて下さいね。

高い声を出すときは「顎を引く」!

高い声を出すときは首の前の部分をみんなに見せる勢いで上を向く!!という方、それNGです!!!

高い声を出すときほど、顎を引きます。逆に、低い声の時は顎を上げても大丈夫!!

えー!!!高い声の時は上を向くように習ったのに!!

という方。
実際にやってみてください。
高い声ほど、顎を引いた(下を向き気味)の方がきれいに発声できます。

歌詞の「ん」は口を閉じずに歌う

「ん」を歌うとき、口を閉じてしまう方がいらっしゃいます。そうすると、口の中の響きが外に出ることなく喉だけを傷める声になってしまいます。

「ん」を歌うときは必ず口を開けましょう!

ハミングで曲を練習するときに、口を開け鼻に響かせる感じを体感してみてください。キレイな響きの「ん」が発音できるようになります。

語尾を歌い切ろう!

ついつい「これで終わり!」と思うと歌詞の終わり(語尾)部分がいい加減になる事があります。この語尾を丁寧にうたう(音を置きに行く)事で、より一層「上手に聴こえる」感が増します!

歌の基本がたくさん詰まった童謡「ぞうさん」

皆さんご存知、童謡である「ぞうさん」。これは歌の基本がみっちり詰まった名曲です!

  • ぞうさん の「ん」を口を閉じずに歌えていますか?
  • 「さんっ」と語尾を適当に切っていませんか?
  • 「そうよ」の高い声の時に上を向いていませんか?
  • 「そうよ」の「そ」に音が飛ぶときに音を取り損ねて(音程が狂って)いませんか?

歌のお兄さんやお姉さんがなぜ上手なのか?
声がキレイ!というだけじゃない、お子さんに語り掛けるような歌い方は誰でも真似できるんです!

自分の歌い方が正しいかどうかを知りたい!

講座でお話している事のほとんど(ほぼすべて)を今回公開いたしました。(書いていないのは鼻濁音や破裂音の事くらいでしょうか…。)

歌は誰でも歌えます。もっともっと、歌が好き!歌うのが好き!という方を増やしたい。だからこそ、気軽に楽しく「上手に」なれたら…!と思っています。

後は実際に実践として正しいのかどうかを知りたい…!という場合、是非下記の講座へお越しくださいませ。日程のご希望も、承ります♪

関連記事

TOP