挨拶の成り立ち
あいさつを漢字で書くと「挨拶」ですよね。実はこの「挨拶」は元々仏教用語。
禅宗で禅問答を交わすとき、師匠が弟子の修行の進捗を確認するために行ったもの。
悟りの深さや、修行の度合いをはかるための声掛けのやりとりを「一挨一拶(いちあいいっさつ)」といい、それが元になり「挨拶」と呼ばれるようになりました。
お客様(受講者)に自分の修行(経験)度合いが一瞬で分かるのが「挨拶」
そんなこと言われたら今後挨拶できません!!(`;ω;´)
というお嘆きが聴こえてきそうです。
修行度合い(自分のスキル)を高めればOK!!とはいえ、新人講師の方にはなかなか厳しい条件かもしれません。
「あの人実はたいしたことないんじゃない…?」と思われてしまいがちな第一声。
それを「この人はこういう人なんだ!」と印象づける挨拶が出来れば、何も問題はありません。
例えば、声を聴いただけでなんとなく分かる職業ってありませんか?
- N〇K 歌のお姉さん(お兄さん)
- 政治家(演説スタート時)
- アイドル
- アナウンサー
- 魔女
魔女って職業…?というツッコミはさておいて。
上記は、実際にイントネーション、息の量、声の高低で使い分けることができます。
自分が「どの立ち位置」を目指すのかを明確にしておけば、出すべき声のトーンが分かります。
自分に合った声ってどんな声?どうやって出すの?
声は「喉」「声帯」だけで出すものではなく、全身で表現するもの。
「目は口程に物を言う」
なんて言いますが、もちろん目を含めた表情も「声を出す」には重要な要素です。
骨格や顔の形、口の中の広さなどの違いで出せる声も変わります。
「声を出す」には、とにかく喉にも身体にも負担をかけないのが一番大事。
自分に合った声=一番負担が軽い状態での発声 です。
喋る前に行う!3STEP 発声チェック方法
実は、その日によって喉の状態は変わります。
乾燥だったり、風邪気味だったり、毎日一緒というわけにはいきません。
喋るその前に!カンタンにできる「一番良い発声ができる顔の位置」のチェック法があります!
- 姿勢よく立ちます
- 「あーーー」と声を出しながら、首を上下に動かします
- 一番声が出やすい、喉に負担がないと思う位置で顔を止めます
たったこれだけ!
次回、詳しく動画でご説明します(つづく