ボイトレ思考

続・司会者のための主催者に喜ばれる司会進行ポイント 寝ても覚めてもボイトレ思考ー第46夜ー

 

衆議院議員さんの後援会立ちあげ総会と国政報告会の司会を担当しました

前回の参院選時に続きお声がけ頂き、田野瀬太道代議士の地元後援会発足総会と国政報告会の司会を担当致しました。普段、国会議員さんがどんな生活をしているのか?地元と東京の割合は?など、笑いをまじえた分かりやすいお話を間近で聞くことができ、とても良い経験になりました。

せっかくなので、以前お伝えした司会者のための主催者に喜ばれる司会進行ポイントの続編をお届けします。

この人に任せておけば大丈夫!と言われる司会者になるために必要な語彙力と提案力

大切なのは「その場」を理解する力。
小さなお子さん向けのイベントと、地域のお祭り、発表会、そして今回のような代議士が登壇する会とでは司会進行の方法が異なります。もちろん、集まった方に呼び掛ける内容も、全く違います。最初に思っていた感じと違う「場」であった場合、すぐにそれに対応する能力が必要です。

最も大切なのは「語彙力」と「提案力」
また、言葉を扱う者として、ブログを含め投稿するものには細心の注意を払うことが大切です。

語彙量を増やすために、擬音で誤魔化さない

司会者たるもの状況を伝える際に
「どーん!といってバーン!とやってカーン!といってほしいですよね!」

なんていうのは、ちょっと避けておきたいところ。
同じセリフでも、長嶋茂雄さんの場合はあのキャラクターでいらっしゃるので不自然さはありません。

他にも
「こう、気持ちがきゅん♪としてすっごいハートがいっぱいとんじゃう感じでうふふ♪って」

何が言いたいんでしょうね…。

せっかく何かを伝えるのであれば、語彙も含め、比喩表現も駆使しましょう。擬音ばかりで状況を伝える方法は、男性であれば「知識不足」、女性であれば「可愛さを装っているだけ」に見られてしまいます。

参考になる本がこちら。
「大人の語彙力ノート」

のぎす文庫として事務所にあるのがこちら。
「大人なら知っておきたいモノの言い方ノート」
コワーキングスペースご利用の際、自由にお読み頂けます。

会場の状況を見て提案する

今回の会場は大会議室。
200名が収容できるお部屋で、参加者は182名!!(スタッフ含め186名)。

梅雨明けで蒸し暑い日。
いくら夜開催とはいえ、非常に熱気があふれた室内です。

参加者の平均年齢は高め。
しかも、壇上で誰かが話をしている時には、飲み物に口をつけてはいけない!と教えられてきた世代が大多数。

そこで、司会(私)の隣にいらした秘書さんに確認をとりました。

「今の来賓のご挨拶が終わったら、次の市長挨拶の前に皆さんにお茶を飲んで頂くよう促すアナウンスを入れてもいいですか?」と。

「是非!」とのことでそのように。
すると、一斉に水筒やらペットボトルのキャップが開けられ(それこそ代議士ご本人も)みなさんゴクゴクと(笑)

ああ、やっぱり暑かったですよね…喉乾きますよね…^^;
その後は代議士自ら「話しの途中でもどうぞ喉を潤して下さい」と檀上にて仰って下さいました。

せっかくの個人演説会。万が一熱中症で搬送される方がいらしたら大変です。
会場の様子を見て、必要な事を提案する。司会者に大事なスキルです。

何食べたらそんな噛まんと喋れるの?

終了後、参加者の方よりメッセージが。
「ほんまあんななっがい文章(今回祝電とメッセージが長文でした)、よー噛まんと喋れるわ!何食べたらそんな口まわるん!?」

それは、話しながら常に1行先を読んでいるから。(もちろん、下読みはしています。)

頂いた大切なメッセージ。きちんと読んでお伝えする事が、司会進行の役目です。
最後に、代議士ご本人から「相変わらずの名司会でした」と仰って頂けて、お世辞でも嬉しい栗本でした。

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