声がすぐ枯れる!その原因は「息不足」
これまでもしつこいほど「姿勢と呼吸が大事!」と言い続けてきました。
ボイスデザインの順番としては「姿勢・呼吸・発声・発音・話し方」。話し方で「上手い言い回し」だけ学んでも、声が出ていなければ全く意味がない!とお伝えしております。
本日もとある方から「すぐ声ガラガラになるんです!」とご相談が。
普段は「息」という「道(舗装された道路)」の上を「声」という「車」が走るように!
と説明する事が多いのですが、せっかく夏場なので
息が水、声はそうめん。
水(息)がちゃんと流れてなかったら、そうめん(声)がひっかかります。
水(息)が少なくてそうめん(声)が多くても、途中でひっかかる。
もし、そこにアレルギーなどが発症すると、トマト(咳)がひっかかる!
水(息)と素麺(声)のバランスも重要!!
とお伝えしたところ、同席した皆さんからも
分かりやすい!!!!!
と仰っていただけました。
栗本、比喩表現大好きです。
分かるようにお伝えする、理解できて納得できる、それが一番大事。
ただし、これは「ポリープや慢性的な病気が原因ではない場合の話」になります。「ガラガラする・声が引っかかる」のは発声のせい…が大半なのですが、「常にそう・急にそうなって半年くらい続いている…」という場合は病気を疑うことも忘れずに。その場合は、早めの耳鼻咽喉科の受診をオススメします。
声がガラガラになってしまったときの対処法
気を付けていても、気温の変化などである朝いきなり「風邪ひいた…!?」という事ってありますよね。その場合は無理に声を出さない事をおススメしています。
けど、会話できないと困る…!
ですよね、ですよね。昨今はまだLINEやメールなど文章でやり取りできるツールが豊富です。
出来るだけ筆談で頑張って下さい。
それでも何か話さないといけない時!
その時は芸能人が寝起きを突撃するときの、あの声。
「おはようございます。ただいま朝の5時です。」
(想像できましたか?)
あんな感じで、ほぼ「息のみ」で話すようにしてください。
喉を温めたり、肩の凝りをほぐしたり…できることはたくさんありますが何よりまずは「喉を休める」事が重要です。
無理をして声を出す=炎症で狭くなった喉に声を通す=庭用ホースほどの狭いところに素麺流す!
そこまでして流しそうめんしなくてええやん…!
そこまでして声出さなくてええやん…!
という事になります。
息だけは通し、喉(声帯)は休ませてあげましょう。
息だけでも意外と会話はできる
息だけで話すとはいえ、喉に力が入ると意味がありません。
息だけでも伝わる発音の方法があります。
大切なのは「子音」をきっちり発音する事。しかも「息だけ」で。
難しそうですが、やってみると意外と簡単です。詳しい方法は下記セミナーにてお伝えしています。