体力の消耗=声の消耗 最低限の体力で声を維持するために
夏バテの時期、なんとか暑い夏を乗り切ろうと講師の皆さんは体調管理に苦心されてらっしゃいますよね。体力を消耗するという事は、声を出すために必要な「息を勢いよく押し出す」機能の維持も難しくなるという事。
そんなことは分かっちゃいてもこの暑さ!なんとかしたい!という講師業の皆様のため、登壇前日からできる「喉の温存」方法をお伝えします。
翌朝声枯れしないために!暑い夜の過ごし方と就寝方法
なんといっても暑いので、エアコンをつけるのはもう当然です。気を付けることは「直撃を避ける」こと。
特に就寝中にエアコンの冷気が身体に直接あたることで、夏風邪の原因になったりします。
とはいえ、寝苦しくて夜中に何度も起きてしまうようでは、翌朝の体調に影響が出てしまいます。寝る前には部屋を冷やしておき、タイマーで夜中に切れるようにしておくのも良いでしょう。
自然の風が良いから…と窓を開け放ってらっしゃる場合もあるかと思いますが、こちらも風が直撃するのは避けたいところ。扇風機の風も身体に直接あたらないように気を付けましょう。
何が影響するか分からない!?刺激物は極力控える酵素強い目の食品は避ける
以前のブログでも書いたのですが、口の中の粘膜を溶かす食べ物があります。
- 生のパイナップル、キウイ
- 茄子
等、酵素が強いものは喉の粘膜にも影響がある可能性がありますので、注意しましょう。
アレルギーのある方は特に注意
アレルギーなどをお持ちの方は、極力アレルゲンに近い食物は避けましょう。このくらいは大丈夫かな…?というのは、登壇に関係しない日に是非。
辛い物の過剰摂取はNG
唐辛子などの辛い物も、少しは構いませんが大量摂取は避けましょう。ふとした瞬間に喉に引っ掛かっただけで「どうしよう!?明日登壇なのに…!?」と余計に神経をすり減らす原因にもなります。また「塩辛い」ものも気を付ける必要があります。
必要以上に喉が渇いてしまい、講座中に喉が痛くなる可能性も…!
前日には生ものを食べないという講師も
万が一食中毒になるといけないので…と前日には生ものを一切口にしない講師の方も。そこまで徹底する必要はないかもしれませんが、気を付けるに越したことはありません。
上記にあげた食べ物は、物理的・精神的な面への影響を考えても、あえて前日・当日に食べる(食べ過ぎる)ことは控えたほうが無難です。
夕食は就寝の3時間前までに
食べてすぐ寝ると豚になる…のではなく、食べてから時間をおかずに横になると逆流性食道炎を引き起こす場合があります。胃の中のものが、就寝中自分の気づかぬ間に逆流し胃液で喉を傷めることも。
夕食は早めに済ませ、胃の中のものをある程度消化させてから眠るようにしましょう。
どうしても無理…!寝る前に食べてしまう!という場合は、首から上だけでなく、背中~肩にかけても傾斜のある枕を利用すると良いでしょう。
こんなのとか
こんなのもあったりしますので、参考にしてみてくださいね。
今お使いの枕にバスタオルを重ねて使うだけでも、効果がありますよ!
大切なのは受講者を思う意識=プロ意識
講師として登壇するのに一番大切な事。
それは「来てくださる方へあなたが話すことを最善の状態で届ける」こと。
子育てをしているとやむを得ない場合もあります(インフルエンザとかなんだとか)が、常に体調に気を付けておきましょう。
ちなみに、栗本が実践している事は
20分に1回水分を摂取する!
ということ。
喉に付着した菌が、体内に取り込まれるまで約20分だそうです。ですので体内へ取り込まれる前に喉の菌を水分で流し込み、胃液で殺菌!ゴクゴク飲まずとも、一口で良いそう。
この時期は熱中症対策にもなりますので、こまめな水分摂取をおススメします。