明るいオカンの作り方

良い先生・悪い先生

 

今日のトビラの画像は、息子がお世話になっている事業所さんの敷地内にある桜の木。
この時期、大きな実を鈴なりに実らせて、鳥さんたちが集う場所になります。

 

 

題名に使った言葉。
実は、個人的には「良い」「悪い」と2分割する事は好きではありません。
「グレー」「玉虫色」という、イメージの良くない言葉が、実は物事を円滑に動かすヒントだと思っていますが
そのお話はまた後日。

 

 

昨日は、息子が通う養護学校(奈良県は、特別支援学校ではなく養護学校という呼び名のままです)の
PTA総会が行われました。
今年度より本部役員の仲間入りをさせて頂き、初めての総会ということで、学級委員や地域委員の時とは違う
緊張感を持って参加させて頂きました。

 

 

そんな中の校長先生のご挨拶。
すごく明るくて、参加者全員を和ませて下さるものでした。
そして、校長先生が仰った事。

 

 

「年頭に、教員一同を前に、当たり前の事ですが『児童・生徒の良いところ探しをする1年にしてください』と話しました。
ついつい、出来ないところを見てしまいがちで、それを何とかしよう!と思いがちです。
しかし、出来るだけいいところを見つけて、そこを伸ばしていくようにしていきましょう。これが今年の方針です。」

 

 

当たり前だけど、なかなか出来ない。
我が子に対しても、なかなか難しかったりします。
そう。
「当たり前」を実行する事は、意外と簡単ではないのです。

 

 

そして、息子のクラスの担任の先生方は、全員びっくりするほど前向きです。
これでもか!というほど、良いところ・良かったところを見つけて、毎日連絡帳に書いて下さいます。
私が書いた息子の様子の文章の中からも、褒めるポイントを見つけて線を引いて、コメントをいれて下さる念の入れよう。

 

 

7人クラスに先生が4名。
グループ学習などで、色々目が届かない部分もあるとは思うのですが、よくここまで見て下さっているなぁと毎度感心します。

 

 

そんな話を外ですると
「いいなぁ~!うちの担任なんて!」
「そんなんありえへん!!」

 

と、かなり否定的な言葉が、かなりの頻度で、返ってきます。

 

ありえない!!
という現象が、息子の身には、もう2歳の頃から10年続いています。
保育所の2歳児クラスでお世話になった頃から、現在の中学1年生まで、途切れる事なく、全て前向きな
素晴らしい先生方でした。

 

 

「それってめっちゃ運がええやん!!」

 

 

その通りかも、しれません。
ところが、ある時期の担任の先生は、ほかのお母さんに言わせると
「気が利かないし!気が付かないし!」
と、なかなかよろしくない評価でした。

 

 

さて、どちらの意見が「正しい」のでしょう?

 

 

 

このブログの読者の皆様でしたら、なんとなく想像がつくかと思います(笑)
そう、『どちら「も」正しい』のです。

 

 

 

お子さんの様子や発達度合、親御さんの受け取り方で感じ方は全く変わります。
お子さんに対して「前向き」で「いいところを見つけてくれる」先生。
保護者の方が最初から「そういう先生だ」と思って接しているでしょうか?
それとも、「きっと良くない先生に違いない!」と思って接しているでしょうか?

 

 

先生だって人間です。
「先生!いつもこんな風に書いてくださってありがとうございます!」
「いつも細かいところまで見て下さって助かります!」
「先生、こんな時、どうすればいいでしょう?」

 

 

保護者が歩み寄れば、先生方もとても丁寧に対応して下さいます。

 

 

 

「先生なんだから、当たり前でしょう!?」

 

では、親として当たり前に、お子さんに対して良いところをみつけて、前向きに接する事ができているでしょうか?
先生方への苦手意識を一旦横に置き、まずはお子さんにとってどのようなアプローチが上手く伝わるのか。
保護者と先生が一緒に考える事ができれば、すべて「良い先生」として考える事が出来るのではないかと思います。

 

具体的にどうすれば先生とうまくコミュニケーションがとれるの?

 

 

それは、講演(セミナー)で詳しくお話しています。
次回は奈良市のWFC(ウィメンズフューチャーセンター)さんで行われる「わいわい茶話会」内で
「明るいオカンの作り方」講座をさせて頂きます。
お近くの方は、是非お越し下さいね♪

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