明るいオカンの作り方

なぜ、何のために

 

明日から雨の予報、今日はさわやかなお天気だった大和高田市です。

 

 

先日、PTA役員として「近畿特別支援学校知的障害教育校PTA連合協議会総会」に出席してきました。
午前中の総会が滞りなく終了し、午後からの講演会の前に一緒に行ったPTA会長とランチ。美味しく頂いて、いざ午後のメインイベントへ。

 

 

登壇者は関西国際大学教育学部教授 花熊 暁 氏。

愛媛大学教育学部附属特別支援学校で、長らく校長をされていたそうです。

 

 

内容としては
「自立とは何か」
「働くとはどんなことか」
「企業が本人(障害者)に対して期待すること」
「勤労観・職業観を育むために家庭で出来ること」

 

どのお話も、実際の指導実績の中で積み上げられたもので、かつ非常に分かりやすく共感できるものでした。

 

 

どんな支援も、必ず本人が
「なぜするのか」
「何のためにするのか」
が分かるように、指導・支援しなければならない。

 

知的障害を抱えるお子さんに無茶を…というよりは、先生方へのハードルの上げ方が半端ないなと思いました。

 

 

そして、何より、それが実際に息子が学校で今まで教わってきたとおりの内容でもあり
改めて先生のご尽力に感謝感激する瞬間でもありました。

 

 

そして、お話が終盤に入った時、まさに今日のハイライトと言える言葉が先生から発せられました。

 

 

 

「親御さんとして、ハンディを抱えたお子さんに何かしてあげたい、どうにかしてあげたいというのは非常に崇高な想いです。
しかし、是非

『この子に何をしてやらなければならないか』ではなく

 

『この子は、周りの人のために何ができるか』 という視点を持って、接してあげてください。」

 

 

何もかも親にしてもらって、支援者にしてもらって当たり前。
確かに、最初はそういう時期もあると思います。
ライフステージが上がるたび、成長がみられるたび、少しずつ、支援の手を減らしていく。

 

自分で考え、行動するために。

 

 

「やってあげる手」ではなく「支援ツール」を活用する。

 

 

 

 

働く事を実現するために必要な力は、「仕事をする力」より先に「心と体の健康を管理する力」が必要なこと。
今まで、もやっと頭の中にあった事が、スッキリとまとまるような講演会でした。

 

 

 

また、詳しい内容についてはKissA-きっさ-等でシェアしていきたいと思います。
是非、会場で栗本を捕まえて下さいね。

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