明るいオカンの作り方

渦潮100%

 

渦潮100%てなんやねん!
とタイトルからツッコミが入る気がします。
書いている方も、勢いでつけたタイトルなので、最後にうまくオチでまとまるかどうか不安です(笑)

 

 

先日、娘(定型発達)と一緒に淡路島弾丸ツアーに行ってきました。
息子(重度知的・自閉)がショートステイの間に、娘と作る思い出ツアー。

 

「あなたとしか行かない場所」

 

普段から娘用にいくつか作っています。
今回は、その場所を淡路島に求めに行くツアー。

 

旅の内容としては
・海ほたる見学
・渦潮見学
・イルカとふれあい
・イングランドの丘
・伊弉諾神社
これを丸一日でまわるぞー!というチャレンジャーな予定。

海ほたる見学は、残念ながら雨天中止となっていて実現できませんでしたが
後の予定は全てこなすことができました。

 

 

そして渦潮見学。
船が出発する際、思いっきり大きな手形を振って見送って下さった係員さん。

 

思わずこちらも大きく手を振ってしまう、粋な演出です。
(帰りもおかえりなさい!の手形を振って下さいましたo(≧▽≦)o)

 

 

 

渦潮…は残念ながら大きなものは見られませんでした。
あ!今から渦潮にな…りそこねたIl|li_| ̄|○il|li というものはたくさん見られました。
「あかんかったか…」
そんな残念感が漂う船内でアナウンス。

 

「期待通りの渦潮をご覧頂けませんでしたが、渦潮のDVDをこれより放送致します。」

 

 

↑だいぶ端折りましたが(記憶の減退の為)、きちんと「見られなかった時」用のアナウンスが用意されている事に
ちょっと「くすっ」となりました。

 

 

せっかくなので、DVDを観にデッキから船室へ。
そこで流されていたのは、渦潮が出来る科学的な説明と、その奇跡ともいえる自然現象がもたらす影響について。

 

 

太平洋側で満潮を迎えた潮が紀伊半島と淡路島の間を通って瀬戸内海に流れこみ、鳴門海峡に到達する頃には太平洋は干潮に。
わずか1.6kmの幅しかない鳴門海峡に一気に瀬戸内海側から流れ込む潮の影響で発生する渦潮。

 

 

その渦は、大気中の酸素を海中に巻き込み、そして川から流れ海底に沈殿した森の栄養分を巻き上げる。
その栄養分で植物プランクトンが多く発生、それを求めて小魚が、その小魚を求めて大きな魚がやってくる。
海中でつむじ風のように渦を巻く様子が海中カメラでとらえられていました。

 

渦潮が豊かにする、海。

 

 

先日も大きな台風が日本列島を通過していきましたが、渦潮も台風も巻き上げるエネルギーが本当にすごい。
今回は残念ながら見られなかったのですが、やはり自然現象。いつでも起こせるわけではなく、条件が重なって初めて見られるというもの。

 

 

子育ても、仕事もなんとなく共通点があるなぁと思いました。
いろんな条件が重なってできる渦。
その渦によっていろんな人やモノを巻き込んで、巻き上げて。
そのエネルギーが海(自分の周り)を豊かにしていく。

 

 

「巻き込み力」ってよく聞きますよね。
いつも起こせるわけじゃないけれど、起こした時に周りを豊かに出来るかどうかは
それまで森(という人間関係や仕事)で培った栄養分が海(という自分の周り)に流れ込んでいるかどうかにかかっている。

今回の旅で一番印象に残ったのは、まさにこの渦潮見学でした。
渦ってすげー!!
渦って大事ー!!

 

 

ちなみにうちの事務所の名前は「EL VIENTO」。
スペイン語で「風」という意味になります。

 

 

今までは台風の目のような生き方をしてきましたが、今後は渦潮になれるような生き方を目指そう!
なんて思った今回の旅でした。

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