アクセスの多い記事の中でも、ダントツなのが小泉進次郎氏について
やはり注目度が高い方なんだと再認識しております。
この方の話し方がどう素晴らしいかというと
- 一文が短い
- 適度に笑いをとっている
- ゆっくり言う言葉と速く流す言葉を使い分けている(抑揚含む)
- 間があいたとしても「えー」とか「あのー」を挟まない
- 構成が上手い
という事になります。(詳細については、下記記事をご参照ください。)
では、この小泉進次郎氏が所属する党のボスである、安倍晋三氏はどんな話し方でしょうか?
ちょいちょいサンドイッチマンの伊達さんがモノマネをされていますよね(笑)本当によく特徴をつかんでらっしゃるなー!!と感心しています。
では安倍晋三氏の話し方の特徴とはどんなものでしょう?
「えー」で始まり、「おー」で終わる
終わり方は必ずしもそうではありませんが、かなりの確率でまず
「えー」
からスタートします。
そして
「この、ぉー」
「政府の、ぉー」
「私の、ぉー」
等、最後が「お」の母音の言葉の際は、かなり「お」を伸ばされることが多いのも特徴です。これは「お」に限らず、語尾を伸ばしている間に、次の言葉を考えている時によくみられる傾向です。
文節が短い&語間が短い
文節が短いのは、聞き取りやすくなるため非常に良い方法です。
「わたしは」「この」「トランプ大統領との」「会談を」と、短く切って(若干溜めて)話されているのが分かります。
ただ、その短い文節ひとつひとつが、とっても速い!!
ビジュアル的にわかりやすくすると普通の人の「私は」と言う速さが
「わ た し は」
くらいだとすると、安倍晋三氏は
「ゎたしはっ」
という感じになります。
この話し方だと、勢いがあるように見えますが、高齢者には若干聴き取りにくくなってしまいます。高齢者の支持層を取り込みたい場合は、少しゆっくり目に話された方がいいかもしれません。
「さ行」が若干甘い。「は行」はめっちゃ甘い。「ら行」は…。
さしすせそ、の発音が若干弱いところがあるようです。
はひふへほ、の発音がふわふわしてしまう感じがあります。
それ以上に「ああ、苦手なんですね…」と思われるのが
「らりるれろ」
これは、本当に舌が…舌がぁぁぁ!!
この原因として考えられるのが
- 舌が長い(または短い)
- 口周りの筋力が弱っている
- 蓄膿症気味
となります。
お心当たりのある「ら行」が苦手な方、いらっしゃいませんか?
解決法として
- 舌が長い(短い)場合⇒口を横に広げて舌の場所を調節する
- 口周りの筋力の低下⇒普段から大袈裟なくらい口を動かして喋る
- 蓄膿症気味⇒速やかに病院へ。頬骨を上げて話すと喉が開いて話しやすくなる
私だ…!と思う方は是非お試しを。
「や行」が聴き取りやすい!
決してダメ出しばかりするわけではなく!なく!!(強調)
安倍晋三氏の「や行」は非常に聴き取りやすい発音をされています。
「や行」の発音が流れてしまうとどうなるか。
- 締まりのない感じになる
- 舌ったらずな話し方になる
- 眠い?と聞かれる
なので、ここを流れないように押さえてらっしゃるのは流石!です。
少し、意識を向けて聴いてみる
普段なにげなーく聴いている「テレビの中の人」の話し方。今まで気に掛けることはなかったかもしれません。
特に、聞かれた質問に「間違いのない言葉でサッと答えなければいけない」職業の方というのは、結構大変。頭も口も呼吸も常時フル回転しないといけません。
このあたり、やはり年齢が若い方が有利だったりしますが、語彙力と経験値という点では年配の方の実力は侮れません。
是非、この機会に「意識を向けて聴いてみる」を実践し、自分の話し方はどうかな?と振り返ってみる機会にされてみてはいかがでしょうか。